パレスサイドビルの1階・地下1階吹き抜けの「夢の階段」がきれいに変身中です。まずはきれいになった写真㊤と、改修前の写真㊦と比べてみてください。以前はよごれで全体に茶色っぽい感じだったのが、お分かりになりますか?(写真、盛ってませんから)
「夢の階段」はパレスサイドビル完成当初から名物となっている特殊構造物です。階段の一つ一つの踏み板(段板)はアルミ合金の鋳物に黒い床材をはめ込んであり、これを支えるササラ桁(両側の支え)は直径6ミルのステンレスを編み込んだトラス構造(複数の三角形による骨組)を形成しています。ステンレスの編み込み接点は全て溶接されていて、 完成
から50 年以上たった今でも1か所も破断したところはありません。ビルを見学される建築家、ゼネコン関係者の方などからも「これはスゴイ」というお言葉を無数にいただいています。
ただ、さすがに経年劣化は免れません。アルミ鋳物部分などは黒ずみ、茶色っぽい汚れが現れ、ワックスがけしていますから、横から見ると、よだれが垂れたように見え、また、編み込みの接合部分も黒く汚れが目立っていました。
今回、汚れを取り除くとともに、床材(塩ビタイル)も取り換えることにしました。すでに、アルミ合金の洗浄は終了し、床材も順次交換中です=写真末尾。踏み板の横も、ワックスなどが垂れた後のきれいになくなりました=写真㊨。
年末年始の休館中にすべて完了し、新年から新しい階段をご利用いただける予定です。












日)から一新しました。写真㊤は地下1階、地下鉄改札からエスカレーターを上がったところで、ここだけ4面の大型看板です。前がどうだったかというと、写真㊨の通り。矢印や「地下鉄」「トイレ」など案内する先が変わったわけではありませんが、カラフルになって、マークの大きさも一回り大きくして、見やすくしました。
これまでのサインは2006年に更新してから10年以上たち、さすがに汚れも目立ち、先ほど書いたように、東西の方向性や地下鉄乗り場へのルートの指示などが分かりにくいとの声もいただいていたことから、来年の東京オリンピックもにらんで改修したものです。
シリーズ第1回の「東京」(8月2日、ニュー新橋ビル等)を皮切りに、「中野」(8月28日、中野サンプラザ等)、「浅草」(9月25日、ゆうらくビル等)、「北海道」(10月 30日、北海道庁等)ときて、12月3日アップの第5回は「皇居周辺」。パレスサイドビルのほかに、科学技術館、九段ビルも紹介されています。




















