山形県高畠町立第三中学校の2年生40人が9月1日(火)にパレスサイドビルを訪れ、生徒たちが合唱を披露しました=写真㊤。素朴でほのぼの、"天使の歌声"ですね。
高畠町は、山形県の南東にある人口約2万4000人の町で、農業の盛んな町として知られます。ここの生産者と生活者が米を中心にした農産物や農業体験を通じて、互いの生活を支えあうことを目的に、2年前に「青鬼クラブ」を設立して、パレスサイドビル1階「MOTTAINAI STATION」での「毎日メディアカフェ」でセミナーや農作物の販売を行うなど情報発信に取り組んできているそうです。
また高畠町立第三中は、環境省が東日本大震災を機に設けた「東北地方ESDプログラム チャレンジプロジェクト」(東北6県で環境教育や環境保全活動に取り組む団体を顕彰)で、2014年度環境大臣賞(最優秀賞)を受賞しました。その活動は、「有機農法で栽培した野菜や地元の特産品を仕入れ、修学旅行で販売し、高畠町をPRしようプロジェクト」で、栽培した野菜等の販売計画の立案、実際の販売、さらにその後の検証を生徒自身が行い、有機農業が推奨されている高畠町の環境と産業のつながりを考える、というものでした。
「青鬼クラブ」の設立に早稲田環境塾(塾長・原剛毎日新聞客員編集委員)が協力していて、早稲田環境塾の塾長が毎日新聞OBの原剛さん(毎日新聞客員編集委員)であるという縁もあって、毎日新聞は「毎日メディアカフェ」という場を提供するとともに、高畠町の取り組みを報道してきました。
こんな関係で、今回、生徒たちが修学旅行の一環で毎日新聞を表敬訪問。その機会を使って有機野菜の販売を行うことになり、併せて合唱披露も、ということになりました。
午後0時30分、ビル1階西玄関脇のフリースペースで有機野菜販売が始まると、ビルテナントの社員さんなど多数が集まって、枝豆、さつまいも、かぼちゃ、ジャガイモなどが15分ほどで完売=写真㊨。スイカは持ってくる途中で割れてしまったため、切って来場者への試食に供されました。
続いて1時30分から約20分間、西玄関の階段で合唱を披露。「My Own Road」「ふるさと」「明日へ」の3曲を次々に歌い、50人ほどの聴衆の大きな拍手を受けていました。