2014

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自由研究はシーラカンス!?

 夏休みも残すところ10日間ほど。そろそろ宿題の自由研究のことも考えておかないと、新学期間近になって困るかもしれません。しかし、まだまだ暑いし、どこかに連れて行かなくてはならないお父さんお母さんはたいへんです。

 今回は、夏休みの宿題にすぐに役立つ「科学技術館」をご紹介しましょう。もちろん、宿題以外でもいっぱい楽しめそうです。科学技術館は、パレスサイドビルの真下に接続する地下鉄東京メトロ東西線の竹橋駅1b出口からすぐ、徒歩550メートル、約7分。毎日新聞社前の竹橋交差点を渡り、「竹橋」を渡って、国立公文書館を過ぎて歩道橋の直前で右側の坂道を上ります。そうすると右手に科学技術館があります。

 「夏の科学技術館は楽しさ満載! この夏、海の生き物に驚く」を合い言葉に、8月9日(土)~25日(月)まで、2014年夏休み特別展『海!―出航!ふしぎな世界へ―」が開かれています。

 深海にひそむふしぎな生き物たち。近年、科学技術の進歩とともに深海のようすが少しずつ明らかになってきました。その驚きの姿とふしぎな生態を生体・標本・映像等を駆使して紹介しています。深海は水深200メートル以下、太陽の光も十分に届きません。暗い海が広がり、高い水圧、冷たい水、少ない酸素。生き物の生存は難しいと考えられていましたが、今までよりも深く潜れる探査機が開発されるようになって、その深く暗い海にたくさんの生き物が生息していることが分かってきました。

 Latimeria_Chalumnae_-_Coelacanth_-_NHMW.jpg 展示の目玉は、やはり「シーラカンス稚魚の標本」でしょうか。シーラカンス=写真=は「生きている化石」と言われています。

 シーラカンス目は多くの化石種によって存在が知られており、古生代デボン紀に出現して広く世界の水域に栄えたが、約6500万年前(中生代白亜紀末)を境にほとんどすべての種が絶滅したとされてきました。しかし、1938年、南アフリカの北東海岸のチャルムナ川沖で現生種の存在が確認され、学会および世界を騒然とさせました。この現生種はシーラカンスの代名詞的存在です。その後、1952年にはインド洋コモロ諸島で、1997年にはインドネシアのスラウェシ島近海で別種の現生種が確認され、これは日本語では「インドネシア・シーラカンス」と呼ばれています。「生きている化石」と呼ばれているのは、この2種です。

 古生代と中生代のシーラカンス目は、かつては世界中の淡水域や浅い海に広く分布していたと考えられています。体形・体長もさまざまなものがあり、復元された全長が3メートルに達する巨大な種も知られています。現生のシーラカンス2種はいずれも深海に生息し、魚やイカを捕食しています。

 さらに、海の生き物の展示に加え、最新の探査技術も紹介されています。深海生物調査ロボットシステム「PICASSO」の実物を展示は、ワクワクと楽しみです。

 同展は科学技術館2階イベントホールで開催、9時30分~16時50分(入館は16時まで)、入場は無料ですが、科学技術館への入館料は別途必要です。

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