東京消防庁・麹町消防署の消防訓練審査会が25日、北の丸公園第3駐車場(千代田区北の丸公園1番1号)で開かれ、パレスサイドビルの「毎日ビルディング自衛消防隊」も参加しました。
火災は時間がたつと一気に延焼・拡大するもので、一定の時間内に消し止められるか、延焼を食い止められるかがカギを握るとされます。それだけに、自衛消防が重要です。
そんな重い使命を担う大規模事業所の自衛消防隊の技術向上を目指し、毎年、消防署ごとに審査会が実施されています。今回は、男子隊A、同B、女子隊、警備員隊の4つのカテゴリーに計43チームの129人(各チーム3人)が参加。審査の想定は、地震によりけが人が出て火事も発生したというもので、身体防護、けが人の救護から消火まで、一連の作業をいかに迅速に、的確に行うかが審査されました。
女子隊がテキパキとした動きを見せ、熱い視線を集めた=写真㊨=のに続き、「毎日ビルディング自衛消防隊」は、最高レベルの警備員隊の14チームの一つとして日ごろの訓練の成果を披露=写真㊤。実は、わがチームは3年前に準優勝、2年前には優勝した"強豪"ですが、今回は、初期消火などは無難にこなしたものの、けが人の応急救護のところでちょっとミスが出て、上位進出を逃しました。
パレスサイドビルでは正月の出初め式、春と秋の消防総合訓練など、テナントの皆さんも含めて、訓練を重ねています。この日の審査会で、改めて常日頃からの備えの大切さを痛感しました。