京都大学iPS細胞研究所長の山中伸弥教授がノーベル医学生理学賞を受賞するというニュースは全国を駆け巡り、パレスサイドビルに本社がある毎日新聞はいち早く東京都内のターミナル駅などで号外を配りました。9日の新聞朝刊でも各紙1面で「拒絶反応の少ない再生医療や難病の仕組みの解明などにつながる革新的な功績が評価された」などと絶賛しています。
「再生」といえば、今日10月9日は地球再生のための大変な日なのです。と言っても、SFアニメの世界でのことです。
そう、西崎義展、山本暎一原作、松本零士監督「宇宙戦艦ヤマト」での話。異星人ガミラスの遊星爆弾による攻撃によって放射能汚染され赤くなった地球を救うために、14万8000光年の彼方にある大マゼラン星雲の惑星イスカンダルに向けてヤマトが人類最後の希望を託されて旅立ったのが西暦2199年10月9日だったのです。人類滅亡まで残された期間は1年。イスカンダルの女王スターシャから放射能除去装置「コスモクリーナーD」を取りに来るようにとのメッセージと、超高速航法「ワープ」する波動エンジンの設計図を受けてのことでした。ヤマトはガミラスや宇宙の様々な障害や妨害を乗り越えて宇宙を航行。往復29万6千光年の距離を旅して2200年9月6日に帰還。地球は青さを取り戻していく......というストーリーでした。
約40年前に作られたアニメで、今から187年後の空想の世界を描いているのですが、昨年の東京電力福島原子力発電所事故被災地の除染があまり進んでいない状況だということを聞くと、早くイスカンダルから「コスモクリーナーD」を持ってきて被災地を再生して欲しいという気になってきます。