でも、海外にも行けず、ふるさとに帰れないお年寄りたちもいます。そんなお年寄りたちを囲んでの納涼祭がこのほど都内の介護老人ホームで行われました。
盆踊りに花火、屋台では焼きそば、綿菓子、かき氷、生ビールなどなど...。街の公園などで行われる町内会主催の盆踊り大会と同じです。活躍しているのは町内会の世話役さんたちではなく、日頃からお年寄りの面倒をみてくれている介護士さんたちと、家族会のメンバーです。介護の制服をハッピに着替えて介護士さんたちは大忙しです。車いすのお年寄りにできるだけ楽しんでもらおうと頑張ってくれています。
東京音頭や炭坑節が流れると、歩けるお年寄りたちは盆踊りの輪に加わります。車いすのお年寄りも手だけで踊りに合わせています。訪れた家族に囲まれながら、笑顔を取り戻して、お祭りを楽しんでいます。
パレスサイドビル2階には認知症予防財団が入居して、ご家族などに心配のある方の相談に応じています。