2012

22

5

上高地にアルプホルンがこだまする

  もうすぐ6月です。6月第一日曜日(今年は3日)に上高地でウエストン祭が開催されます。これが事実上の夏山の「開山式」です。

 日本の山の美しさを世界に紹介した英国人宣教師、ウォルター・ウエストン(1861-1940)を記念しての催しであることは言うまでもありません。1896年(明治29年)に「日本アルプスの登山と探検」という著書で、ヨーロッパやアメリカに北アルプス、南アルプス、中央アルプスの素晴らしさをアピールしました。

 その上高地でのウエストン祭、河童橋の向こう、穂高連峰にアルプホルンの音がこだまします。地元の合唱団の歌声と、アルプホルンの音色が調和して、上高地に夏の訪れを告げるのです。

 スイスの名峰マッターホルンの登山基地、ツェルマットのレストランでも、アルプホルンの演奏が行われています。70歳代の元気な山男たちの楽団の演奏に合わせて、老若男女がダンスを踊ったり、アルプホルンに聴き惚れたりしています。

 アルプホルンはトウヒをくりぬいて作ったものが主流です。乳牛を連れて高地に行き、チーズなどを作るときに、有名な旋律「ラン・デ・ヴァシェ」などを奏でたと伝えられています。長さ23㍍の管に、音孔もバルブ機構もなしでの演奏になります。

 ウエストン祭まであと10日あまり。アルプホルンが今年も残雪の穂高に響き渡ることでしょう。

(0)

トラックバックURL: https://www.mai-b.co.jp/mt/mt-tb.cgi/337

Comment

竹橋ガイド

calender

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

December 2019

category

カテゴリ

月別アーカイブ

月別 アーカイブ

eBook

  • 江戸城散歩2008年3月、毎日新聞掲載
  • 江戸城今昔ものがたり
  • 東京・竹橋 花図鑑
  • 東京・竹橋 続花図鑑
  • 東京・竹橋 新緑図鑑
  • 東京・竹橋 歴史絵巻 原始〜江戸時代初期
  • 東京・竹橋 歴史絵巻 江戸時代前期〜現代
  • 東京・竹橋 国際図鑑
  • 東京・竹橋 アカデミー図鑑
  • 東京・竹橋 文学散歩
  • 東京・竹橋 紅葉図鑑
  • 東京・竹橋 歳時記
  • 東京・竹橋 さくら図鑑