東日本大震災からもうすぐ1年。東北地方沿岸部の被災地の復興に大きな重しになっているのが、今でも大量に残っているガレキです。岩手県、宮城県に残る災害廃棄物の現状を写真で見てもらい、多くの人たちに理解を深めてもらおうと写真展「知ってほしい岩手・宮城のガレキのいま」(主催・毎日新聞社、協力・環境省)がパレスサイドビル1階、オープンスペースで始まりました。
会場では東北のさまざまなエリアで今だに残る山と積まれたガレキや雪で覆われた仮設住宅の現状写真、毎日新聞社が新聞協会賞を受賞した津波が襲う瞬間など計42点の写真パネルを展示。岩手県、宮城県の災害廃棄物の受け入れについての広域処理情報VTRも放映しています。
初日の20日には細野豪志環境大臣も訪れ、「木の廃材の処理などは大変」など話しながら通学路の周りに積まれたガレキの写真などをじっくり見て回っていました。細野大臣は記者団に囲まれ「岩手、宮城県で処理するガレキは一人当たり4.5トンにもなります。被災3県と沖縄を除く各都道府県で残りを処理をすると一人当たり33㌔程度です」と、各自治体での積極的なガレキの受け入れをPRしていました。
同展は22日まで(午前9時~午後8時)。入場無料。