【2017年10月10日】のアーカイブ

 いきなりの質問ですが、「パレスサイドビルは男か女か」の正解は最後に譲って、本の紹介から。パレスサイドビルを紹介していただいた本の紹介です。

 「東京モダン建築さんぽ」(エクスナレッジ、A5サイズ、207ページ、ソフトカバー、税抜き1800円)がこのほど刊行されました=写真㊤は表紙。著者は建築史家の倉方俊輔さんで、下村しのぶさんが写真を担当しています。ちなみに、同社から201311月に出された「世界に誇れる東京のビル100」(宮元健次著)でも紹介されています。

 オリンピックに向け、改めて注目される「昭和」という時代の〝臭い〟や〝空気〟を感じられるというのが、「東京モダン建築さんぽ」のコンセプトとか。先に刊行された「東京レトロ建築さんぽ」(戦前建てられた50件を紹介)と対を無題.jpgなすものですね。

 本書で取り上げているのは、高度成長期に生まれた、カッコイイ愛すべきビルやマンション48件。これを「丸の内・日比谷・新橋」「渋谷・目黒」など5つのエリアに分けて紹介。パレスサイドビルは「上野・皇居周辺エリア」(あまりそういう分類はされたことはありませんが)の8件のうち、トップバッターで6ページにわたって登場します。

 忘れるところでした。プロローグ「モダン建築への誘い」でも、全部で10枚使われている写真のうち、パレスサイドビルだけが、①コア(エレベーター塔)②アルミ鋳物製サン・ルーバーの写真2枚が使われています。パレスサイドビルが見栄えだけでなく機能の面でもモダン建築を代表することを裏付けていると自負しています。

 さて、パレスサイドビルが紹介されているのは120125ページです。まずコアのホールの見開き写真で、エレベーターの呼び出しボタンが独立して設置されていることを紹介。この取り上げ方は筆者や本の編集者の感性なんでしょうね=写真㊨㊤

 お次の見開きは東玄関の階段とケヤキの手摺、東地下1回階段下トイレの男女を隔てる大理石壁の丸いくり抜き窓、そして夢の階段など=写真㊨㊥

 最後の2ページはコアの外観、西玄関のアンブレラ(大庇)、サン・ルーバー、そして屋上庭園など=写真㊨㊦

 6ページという限られた紙面で、パレスサイドビルの特徴、魅力をきれいにまとめてくださっています。

 さて、最後に謎解きです。正解は「女性」です。答えは本書120ページ。アップで見ると「単純に格好いいクイーン・オブ・ビル」とあります=写真㊦。なぜクイーンか? それは書いてありませIMG_20170927_110314②.jpgん。著者の認定ということでしょう。確かに、白いコアなどは、女性的ということでしょうか。皆さんの見立てはいかがですか?

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