2014

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階段もすごいんです・・・って。

 また、パレスサイドビル手前味噌シリーズです。1月に出版された「いい階段の写真集」(BMC著、西岡潔・写真、パイ インターナショナル刊写真㊤は表紙を、まだ紹介していませんでした。このビジュアルな1冊に、パレスサイドビルが取り上げられたというお話です。

 本の帯には「非日常へといざなう らせん階段、優雅な手すりに見る職人技、美しい段裏・・・めくるめく階段の世界へようこそ。」とあります。著書のBMCは「ビル マニア カフェ」というグループで、「1950~70年代のビルがかっこいい!」という思いを同じくする大阪の5人(中心メンバーは大学の先生)で構成。1966年開館の当ビルは、まさにグループのコンセプトにピッタリ合うようです。

 さて、肝心の階段ですが、4ページにわたって紹●いい階段1.jpg介していただいているうち、最初の2ページ見開きで、1階中央廊下とB1階のコンコースをつなぐ吹き抜け空間の「夢の階段」が取り上げられています=写真㊧。キャプションを紹介します。

 「ステンレスの軸に編み込まれたネット状のステンレス線が、そのまま構造体となり、アルミの踏み板を留めて吊っているという驚きの工法。階段下に支える柱も必要なく、まるで宙に浮いたような錯覚に。」

 4月の当ブログで、ある雑誌に「夢の階段」が取り上げられたこと、また、「アナと雪の女王」に「夢の階段」にそっくりの氷の階段が出てきたことなどを書きましたが、この階段、建設の世界などでは相当な"有名人"なんだとか。

 このほか、3ページ目=写真㊨㊦=の1階正面エントランスの階段の紹介では、こち●いい階段2.jpgらも、B1階に下りる裏の男女トイレの境目の壁の円形のくり抜きや、手すりのカーブに注目するあたり、流石、目の付けどころが違うと感心します。

 それにしても、階段に特化した本が制作されるのは、素人にはやはりビックリです。他のいろんな面白い階段、変わった階段、美しい階段が紹介されていすので、古さの中にある味わい深さを、感じてみてください。

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