【2022年12月15日】のアーカイブ

 いつの間に「宇和島駅」に⁉――ビルのお隣にある東京国立近代美術館を見上げ、驚きました。2階テラスに「宇」「和」「島」「駅」の真っ赤なネオンサインが並び、その奥には「東京国立近代美術館」の文字看板が見えます。

 実はこれ、美術館で開催中の大規模個展「大竹伸朗展」の作品の一つなんです。1955年生まれの大竹氏は現代日本を代表するアーティストの一人。絵画や版画、映像、インスタレーションなど、幅広い分野で創作活動を続けています。制作拠点を東京から宇和島へ移した後、宇和島駅舎の全面改装時に「宇和島駅」のサインをもらい受け、作品に仕上げたといいます。

 「宇和島駅」と「東京国立近代美術館」の文字が同時に映る奇妙な光景。毎日新聞の記事によると、大竹さんは次のように答えています。「(二つの)文字が、自分の視点の移動によって重なっていって、離れる。これもコラージュで、そこにも、密度を感じるわけです」と。

 同展は来年2月5日まで。

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