【2019年10月】のアーカイブ

 「千代田区 一斉清掃の日」が11月6日(水)に実施されます。パレスサイドビルも、館内テナントのみなさんを含め、毎回100~200人が参加し、ビル周辺などでごみを拾います=写真は2018年11月。

 一斉清掃は、千代田区に住んでいるか、区内で働いている人が、自分たちで街を美しくしていこうと、「区生活環境条例」に基づいて毎年6月と11月に行われています。パレスサイドビルも趣旨に賛同し、スタート当初から参加しています。

 6日は午前8時、竹橋交差点前の西口玄関前に集合します。ビル側で軍手、ゴミを拾うはさみ(トング)、ゴミ袋などを準備しますので、体一つでお出でください。清掃場所は明確に決めているわけではありませんが、表の内堀通りは植え込みなどにごみが「隠れている」ので、やはりメインです。裏の高速道路下の区道も、結構、たくさん落ちています。参加事業所によって、神田川沿いにちょっと先まで足を延ばす方たちもいます。

 時間は最長30分程度。もちろん、短時間でも全く問題ありません。可能な範囲で手伝っていただければ、とても助かります。

 一人でも多くの方の参加をお待ちしております。

 パレスサイドビルの2~9階のオフィス階のエレベーターホールと共用廊下の床改修工事が始まっています。すでに9階と8階がほぼ終わり、エレベーターホールは大きな丸いデザインになりました=写真㊤は9階東。廊下はグレーの地に茶色の大きな四角い模様に変わっています=写真は9階の西から東を見た・IMG_20191015_094131.jpg図。写真では分かりにくいですが、壁も、ほぼ前からの色と同じですが、きれいに塗り替えています。

 工事は10月13、14日の連休に着手し、週末、ビルがお休みの時に実施していて、概ね2カ月程度で終了予定です。

 オフィス階の共用廊下は1999~2005年にかけ、エレベーターホール→壁→床の順でリニューアルを行いましたが、それから14~20年を経過し、さすがに経年劣化が目立つようになり、替え時だと判断しました。

 パレスサイドビルは東西に全長200メートルもある横長のビルです。どっちが東でどっちが西か、一瞬、わかんなくなったりしかねないというわけで、東西を見分けるように工夫しています。これまで、はっきりしていたのがエレベーターホールで、東が赤、西は青ということで、床のカーペットや壁に、あまり目立たないように、それぞれの色を配していました。

 今回・IMG_20191015_093854.jpgの改修で、東西をもっと分かりやすくすることにしました。エレベーターホールの大きな丸は冒頭に説明しましたが、西は青い丸です=写真

 さらに今回は、廊下も工夫しました。四角い茶色のカーペットの色を、西から東に、濃い・IMG_20191015_094352.jpg茶色から薄い茶色へ、3段階で変化させています=写真は中央部から東へ変わるところ

 これらの改修に加え、各オフィス階のエレベーターホールなどの案内板も替えます。床などの工事が終わった後になる見込みですが、いずれ、ご報告しますね。案内板は地下1階、1階の商店・飲食店街の天井からぶら下がっているものも一新しますので、お楽しみにお待ちください。

 ちなみに、これまでのエレベーターホールと廊下のデザインを確認しておくと、末尾のようになっていますので、新しいのと見比べてください。(写真はいずれも6階)

 台風19号は大きな爪痕を残しました。被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げます。

 都心ではそれほど大きな被害は報告されていないようですが、こまごまとは、いろいろとあるようです。パレスサイドビル前でも、街路樹がボッキリ折れて倒れているところがありました=写真。場所は、ビルの西玄関を出て・IMG_20191015_133003.jpg神保町方面に向かう方向。麹町警察署の竹橋地域安全センター(旧竹橋交番)の前の植え込みです=写真。高層ビル街ではありませんが、地上9階建てのパレスサイドビル、その他のビル、高速道路などを縫って、どんな風が吹いたのやら。自然の脅威は想像がつきません。

 この並木は東京都建設局が管理していて、植えられていたのは、エンジュ(槐)というマメ科の落葉高木のようです。特徴ある実がついていました=写真

・IMG_20191015_133146.jpg エンジュは中国北部原産で、日本へはかなり古い時代に薬木として渡来したそうです。夏場に枝葉を茂らして木陰をつくってくれるほか、公害にも比較的強いことから、街路樹として各地で植栽されているといいますです。ちなみに、英語では「Chinese scholar tree」とも「Japanese pagoda tree」ともいい、学名は「Styphnolobium japonicum」。中国原産なのに学名に「japonicum」とあるのは、古い時代から日本で植えられていたため日本原産と誤認されたのでしょうか。

 パレスサイドビルは、道路をいつも快適に利用できるようにと、東京都が提唱する「東京ふれあいロード・プログラム」に参加し、内堀通りの皇居側歩道200メートルほどにサルスベリ(百日紅)約50本を植えて管理していますが、そこも含め、メーン街路樹として植えられているエンジュは都の管理になっています。ただ、ビルの植栽などを管理している業者が13日に発見し、都の担当部局に連絡しました。また、安全確保のため、「立ち入り禁止」の黄色いテープも張られています。

 被災地の一日も早い復旧をお祈りしています。

 倒れた木がいつ撤去されるか。東京都全体ではきっと多くの被害が出ているでしょうから、残っている間、通行される方は、くれぐれもご注意ください。

 7日は気温低めですが、8日はまた28度まで上がるとか。晴れた秋の日とはいえ、秋晴れというには暑すぎて湿度も高い日がまだまだ多いですね。

 宮内庁ホームページの「皇居東御苑花だより(http://www.kunaicho.go.jp/event/hanadayori/hanadayori-top.html)」に「苑内各所では真っ赤なヒガンバナが咲き始めました。諏訪の茶屋周辺と同心番所周辺ではシロバナマンジュシャゲも咲いています」(9月27日時点情報)と書かれていたので、早速、先週見に行ってきました。(10月4日時点では別の花の紹介に記述が変わっています)

 ヒガンバナ(彼岸花)またはマンジュシャゲ(曼珠沙華)、白いのはシロバナヒガンバナとも言います。

 パレスサイドビル東玄関を出て、内堀通りを渡って平川門から東御苑へ。道なりに左カーブを進んで、右手に梅林坂が見える位置まで来ると、左側の植え込みに赤いヒガンバナが何輪も咲いています=写真。でも、通路からちょっと離れていてよく見えないのが残念。

 そのまま通路を進み、右側の汐見坂の登り口、白鳥濠の手前右側の植え込みは、間近にヒガンバナを見られます=一番上の写真。(ちなみに工事のため汐見坂は通行止)

 さらに、左に折れて二の丸庭園に向かうと、左側の諏訪の茶屋の前に赤いヒガンバナに交じって白い花も写真。通路から10メートル以上あるので、望遠レンズがないと、写真は苦しいですね。暑さでくたびれて、ここで引き返しました。

 ヒガンバナはヒガンバナ科の多年草で、学名はLycoris radiate。中国から渡来したものが広がったといわれ、人里に近いところに群生し、高さ30~50センチの花茎に赤色の花びら6枚、そり返っているのが特徴です。

 シロバナヒガンバナは学名Lycoris albiflora。白というより、ちょっと黄色みがかっているように見えます。ヒガンバナが突然変異で白くなったわけではなく、コマンジュシャゲ(Lycoris radiata var. pumila)と、黄色い花をつけるショウキズイセン(鍾馗水仙)が自然界で交雑してできた雑種だそうです。

 学名の「Lycoris」はギリシャ神話の海の女神「リコリス」で、花の美しさを称えて名づけられたのでしょう。なお、茎にリコリンという猛毒を含んでいます。美しいものにはトゲがあるのです。

 和名はもちろん、彼岸のころ花が咲くのでつけられましたが、関東では今年は長梅雨の後に猛暑が続いたため、開花が例年より2週間ほど遅れたところが多いようで、500万本のヒガンバナで有名な巾着田曼珠沙華公園(埼玉県日高市)の「曼珠沙華まつり」は9月いっぱいに終わる予定だったのが10月にずれ込み、やっとピークを越えたところとか。地球温暖化ガ進むと、「彼岸花」の名前も変えなければならなくなるのでしょうか。

 東御苑も開花は例年より2週間ほど遅れているようですので、まだ見られるというわけです。ただ、何年か前の写真と比べると、暑さのせいでしょうか、花にどことなく元気がない感じがします。気のせいかな。

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