【2019年9月】のアーカイブ

 15日に行われた東京五輪(東京2020)代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」はなかなかの激戦でした。男子は中村匠吾選手(富士通)が1位、服部勇馬選手(トヨタ自動車)が2位に、女子は前田穂南選手(天満屋)が1位、鈴木亜由子選手(日本郵政グループ)が2位に、それぞれ輝き、五輪代表に決まりました。

 このレースは1年後の五輪本番とほぼ同コースで行われましたが、パレスサイドビルのある「平川門」の交差点を通ったのはご存知でしたか。浅草から引き返してきて、神保町から白山通りを平川門まで来て内堀通りを左折し、二重橋前を折り返し、平川門に戻って白山通りへ右折し、神保町へ・・・というコースでしたから、30~35キロの間に2回、平川門交差点を通過します。

 写真は女子の前田選手(右手前ピンクのウエア)が内堀通りから白山通りへと、まさに曲がらんとするところ。ちょうど35キロの手前で、既に独走態勢に入っていました。

 一方、写真は男子の設楽悠太選手(ホンダ)=赤丸囲み=がトップで平川門を通過したところ。この時点で、かなり疲れが出ていたようで、間もなく36キロ地点付近で2位集団に飲み込まれ、そのまま失速して14位に終わったのは残念でした。

・DSC03531.JPG

 テレビで映るかな~と目を凝らして見ていましたが、ちょうど交差点、しかも35キロ地点の直前ということもあったのでし ょうか、あまり移りませんでした。その中で、写真=TBSテレビより=は、・IMG_20190915_120935.jpgトップを走る設楽選手をもうすぐとらえようという2位グループの中村選手、服部選手や3位に入った大迫傑選手(ナイキ)ら。気象庁前付近の給水所を通って平川門交差点に向かう後ろ姿です。正面が丸紅本社ビル建て替え現場、そして左前方に、なんとかパレスサイドビル東側のレンガが見えます。

 東京五輪のオフィシャル新聞パートナーである毎日新聞は、大一番に合わせて、コースの沿道の一部を鮮やかなブルーに染め上げて選手を応援する企画「HITOTSUBASHI CLIMAX(一ツ橋クライマックス)」に取り組みました。場所は神保町交差点から毎日新聞本社があるパレスサイドビルまでの白山通りの沿道約600メートル。交差点などで青色で印刷された毎日新聞のMGC特集紙面に「ファイト」「ラストスパート!」などとメッセージを書き込んで応援する様子が、毎日新聞16日朝刊で紹介されていました=写真

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 パレスサイドビルは「防災の日」(9月1日)に合わせて9月4日、「震災対応訓練」を実施し、約50人が参加しました。

 ビルでは震災訓練、消防訓練、救命講習など、様々な状況における適切な対応を体で覚えるよう、繰り返し訓練を行っています。震災対応訓練については、昼間、夜間などの時間帯を変えて、壁の崩落、ガラスの破損、火災の発生、けが人の発生など様々に想定を変えて、いかなる状況にも対応できるように取り組んでいます。

 今回の訓練は午前10時、「震度6の大地震発生」でスタートし、5階毎日ビルディング事務所などでは社員が机の下に潜り込むなど身体防護を実践。直ちに「震災対策本部」を発足させ、・RIMG0942.JPG各所からの報告などをホワイトボードに書き出すなどしました=写真㊨

 被害想定では、地震で全館停電になったとして自家発電機を起動させて電源を確保する手順を確認。その後、「地下1階毎日ホール前のショーウィンドーのガラスが割れた」「1階東側で火災発生」「地下3階で漏水」などの報告が入り、それぞれ現場に人員を急行させ、立ち入り禁止区域の設定、消火器による初期消火=末尾の写真、屋内消火栓を使った消火=一番上の写真、漏水個所の配管のバルブ閉鎖などの模擬作業をテキパキとこなしました。

 訓練終了後には「検討会」を行い、うまく出来た事だけでなく、報告が漏れた、報告内容が正確に伝わらなかった、指示が不徹底だった・・・などさまざまな反省点も率直に出し合い、今後の課題を確認しました。

 パレスサイドビルでは、今後とも安心・安全なビルを目指し、こうした訓練を地道に重ねていきます。

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 パレスサイドビルの真向かい、江戸城(皇居)の平川門を入って二の丸庭園の方へ登っていく途中、左側に「天神濠」が見えます。定点観測ではありませんが、夏場、ここを通るたびに撮った写真がずいぶんたまったので、並べてみようと思います。というのも、アオコ(青粉)がちょくちょく発生するからです。まさにお濠の水質のバロメーターという・・天神濠190806.jpg感じですが、一夏のうちでも、短期間で姿を変えるんです。

 写真㊤は先週、8月27日です。ほとんどアオコはありませんね。実は、8月6日=写真㊨㊤=は一面アオコ、近年でも一番ひどいくらいです。7月24日=写真㊨㊦=はちょっと水が土色に濁っているくらいでアオコはありません。1カ月余りでめまぐるしく変化しています。・天神濠190724.jpg

 アオコは、窒素化合物などの肥料成分の濃度が高い「富栄養化」が進んだ湖や沼などで微細な藻類が大発生し水面を覆うほどになったもの。水温が高いほど繁殖します。

 この夏の天候を振り返ると、7月中はなかなか梅雨が明けず、梅雨寒の日が続き、24日にやっと最高気温31度の真夏日になりましたから、アオコも育たなかったようです。

 その後、一気に気温が上がり、連日、35度前後の猛暑で、雨も、7月30日から8月10日は降水ゼロの日が続いたこともあって、アオコが一気に広がったようです。それが8月6日です。

 その後、お掃除したのかは不明ですが、天候としては、猛暑がやや収まり、雨もそれなりに降りましたからアオコが消えていったのかもしれません。

 江戸城外苑のお濠(外堀)は環境省が管轄していて、桜田濠、凱旋濠、蛤濠、半蔵濠、千鳥ヶ淵、牛ヶ淵、清水濠、大手濠、桔梗濠、和田倉濠、馬場先濠、日比谷濠の12あり、計45万立方メートルの水がたまっているそうです。天神濠は、これら外苑のお濠とは違って「内堀」と区分され、管轄も宮内庁です。一般の人が見ることができるのはごく一部だけですが、二の丸庭園の北側に結構大きく広がっていて、平川門の内側で、平川濠(これも宮内庁所管、隣の乾濠も)とつながっています=㊦地図参照。川のように流れているわけでなく、水が滞留しがちで、アオコが発生しやすい条件にあります。

江戸城 天神濠.jpg 外苑のお濠は、江戸時代に作られた玉川上水から水が入ってましたが、淀橋浄水場(新宿区)の閉鎖(1965年)により給水がストップし、現在は、外から入る水は雨水頼み。逆に大雨が降れば下水道からあふれた生活排水も流入し、水質を一段と悪化させるのだそうです。

 環境省は浄水施設の整備などを進めています。その要の施設が、2013年に運転を開始した「新濠水浄化施設」で、1日最大2万トンの濠水を浄化する能力があります。日比谷濠から取水し、きれいにした水を送水管で桜田濠と半蔵濠に送って放流。各濠を巡り、最終的に再び日比谷濠に戻ってくる仕組みです。

 国民公園協会のホームページ(http://fng.or.jp/koukyo/news/2019/06/post-83.html)には「千鳥ヶ淵、その下流にある清水濠・・IMG_20190827_122506.jpg、大手濠等では、東京都の下水道対策の取組等もあり、近年、徐々に水質は改善傾向にあり、濠の生態系もアオコ等のプランクトンから水生植物主体に変わりつつあります」との記述があります。確かに、平川門から大手濠を眺めると、水生生物がいっぱいです=写真㊧。アオコじゃないとはいえ、ちょっと多過ぎの感もありますが・・・。

 最後に、2014年から2018年まで、毎年夏に見てきた天神濠です。アオコとの戦いの歴史、ってところでしょうか。