【2019年8月】のアーカイブ

 「読書の感動を絵画表現することにより、児童・生徒の読書力、表現力を養い、読書の活動を振興すること」を目的に、全国学校図書館協議会と毎日新聞社などが主催する「読書感想画中央コンクール」が今年も実施されます。現在、作品を募集中ですが、この雰囲気を盛り上げようと、パレスサイドビル地下1階西端の毎日ホール前のショーウ・IMG_20190822_151946.jpgインドーで、昨年度(第30回)の受賞作品10点が展示されています=写真㊤、㊨。9月6日まで。

 コンクールは1983年、近畿学校図書館連絡協議会と毎日新聞社との共催で近畿地域から始まり、その後、順次実施エリアを拡大し、1989年から「読書感想画中央コンクール」として一本化。現在、九州地区・山口県の9県を除く38都道府県で実施しています。

 小学校低学年、小学校高学年、中学校、高校ごとに、それぞれ指定読書と自由読書があり、4部8区分で作品を募集。1人が指定読書と自由読書の各1点応募できます。応募は必ず在籍校を通じて行うことになっていますので、ご注意ください。

 今年度の第31回の応募要項はコンクールのサイトがあり、応募書式のダウンロードもできます(http://www.dokusyokansoubun.jp/kansouga/youkou.html)。締め切りは、各都道府県の審査を経た中央審査への送付が2020年1月23日となっていますが、各都道府県の締め切りは、間もなくサイトにアップされる予定です。

 中央審査の表彰(個人賞)は、最高賞の文部科学大臣賞が各部1人、優秀賞が各部2人、優良賞が各部4人のほか、上記入賞者以外の各都道府県代表作品は奨励賞を受けます。

 今回展示されているのは、昨年度の入賞作品のなかから、『救助犬エリーの物語』(小峰書店)を読んで描いた「いい子だねエリー」(大島みゆさん=徳島県吉野川市立知恵島小学校5年)=一番上の写真の手前から1枚・ともだちは海のにおい.jpg目の絵、『極北へ』(毎日新聞出版)を描いた「心のシャッター」(岩渕伶奈さん=宮城県宮城野高等学校3年)=同2枚目の絵=の文部科学大臣賞2点など。どれも、なかなか見事な作品です。独断と偏見では、『ともだちは海のにおい』(理論社)を読んでの「クジラとイルカ、星空の出会い」(沖メイ子さん=岡山県倉敷市立連島西浦小学校5年)=写真㊧=が結構、いい感じだと思いました。

 毎日新聞は、9月下旬にも、今年のコンクールの特集紙面を掲載する予定です。

 パレスサイドビル1階・地下1階の吹き抜けをつなぐ「夢の階段」。その中ほどで空手のポースを決める謎の女子――。

・是永瞳アップ.jpg 素顔は写真の美しいお嬢さん。女優で、全日本空手道連盟公認空手スペシャルアンバサダーを務める是永瞳さん(24)です。冒頭の空手の場面は、パレスサイドビルを舞台に、東京五輪(東京2020)のオフィシャル新聞パートナーである毎日新聞がこのたび制作したオリンピック新CM「真実へ深掘り」篇の一場面。カッコいいですね~。

 CMは30秒で、末尾の連続写真のように、冒頭、パレスサイドビルをバックに「TOKYO 2020」の文字が大写しになると、続いてビルの廊下、UFOの中のようなエレベーターホール、夢の階段で、是永さんが空手の型を次々に決め、各場面で「事実へ、まっすぐ。」「毎日を、未来へつなぐ。」「真実へ、深掘り」の文字が浮かび、最後に、末尾の写真のように新聞とスマートフォン(ネットニュース)を是永さんが両手に持つシーンで終了します。ネットでご覧いただけます(https://video.mainichi.jp/detail/video/6060645699001)。

 東京2020開幕までちょうど1年となった7月24日、パレスサイドビル地下1階毎日・岩本衣美里2トリ.jpgホールで、新CM発表会が行われ、是永瞳さんが登場して挨拶しているのが左上の写真(毎日新聞サイトより)。空手着に着替え、CMと同じポーズも決めました。また、東京五輪出場が期待される空手の岩本衣美里選手も駆けつけ、本場さながらに空手の型を披露しました=写真(同)。

 是永さんは1995年、大分県生まれで、2016年の「第1回ミス美しい20代コンテスト」でグランプリに輝いて芸能界入り。同コンテストにはなんと4万18通もの応募があったんだとか。空手は12歳から始め、現在3段(糸東流)。「長く続ける力は空手で学んだこと。レッスンだったり、現場で悩んだりしたときも心を強く保つ力は空手で学んだことでした」と語っています。

 毎日新聞は五輪1000日前の2017年秋から、空手を題材としたテレビCMを展開しています。第1弾ではパレスサイドビルの屋上で是永さんが空手の形を迫力いっぱいに披露する「真実へまっすぐ」篇(https://video.mainichi.jp/detail/video/5717440711001/%E6%AF%8E%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E%E7%A4%BEcm%E3%80%8C%E4%BA%8B%E5%AE%9F%E3%81%B8%E3%81%BE%E3%81%A3%E3%81%99%E3%81%90%E3%80%8D%E7%AF%87?autoStart=true&page=1&q=%E6%AF%8E%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E%E7%A4%BECM%20)を制作済みで、今回が第2弾。ビル内の洗練されたデザイン空間を効果的に生かしたのが特徴です。

 パレスサイドビルが着工されたのは前回の東京五輪が開かれた1964年(完成は1967年)。半世紀を経ても、先進的なデザインから近代建築の傑作との評価を得ているますから、五輪CMの舞台としては打ってつけです(手前味噌で済みません)。IMG_20190816_073536.jpg

  毎日新聞はテレビCMに連動してラジオCM、ポスター、駅構内などの電飾看板でも展開していくことにしており、おひざ元の竹橋駅の高田馬場・中野方面行きホームから毎日新聞社入口へ階段を上がった正面=写真や、お隣大手町駅の東西線中野方面行きホーム先頭のところ=写真IMG_20190820_073251(1).jpgに、電飾の写真が登場しています。

 CMが流れるテレビ番組・時間帯は次の通りです。

TBSテレビ(地上波)あさチャン!(関東ローカル)

隔週で、火・木または月・水・金 7時40分~50分頃

BS-TBS

・にっぽん!歴史鑑定=毎週月曜 22時~22時54分

・高島礼子が家宝捜索!蔵の中には何がある?=毎週木曜 21時~21時54分

・Live on ! うた好き♪ショータイム=毎週日曜 22時~22時54分

BS11

・太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選=毎週月曜 20時~20時53分

・火曜シネマ=毎週火曜 19時~20時58分

・八代亜紀いい歌いい話=毎週木曜 19時30分~20時57分

・世界の国境を歩いてみたら・・・=毎週金曜 19時~19時55分

・京都浪漫 悠久の物語=毎週日曜 22時~22時54分

2019

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猛暑を彩る!

 夏の花の代表格と言えるのが、百日紅(サルスベリ)。パレスサイドビル前の内堀通りの歩道には、200メートルの間に約50本の百日紅が、今年もピンクや赤、白の花を咲かせています=写真㊤。道行く方にも楽しんでいただけているのではないかと思います=写真末尾

 この並木、道をいつも快適に利用できるようにと、東京都が提唱する「東京ふれあいロード・プログラム」にパレスサイドビルが参加し、管理をしているものです。2002年度から始まったので、今年で18年目。以前にも当ブログでご報告したと思いますが、年を経るごとに傷んできた木もあり、ここ2年ほどの間に、約10本を植え替えました。中には、背の低い木もあるのは、そのため。でも、小さいなりに、一生懸命花を咲かせてくれています。

 百日紅は花期の長い花として知られています。概ね7~9月にかけて100日咲くというのが名前の由来。正確には、同じ木で次から次に、新しい花が咲くので、ずーっと咲き続けているように感じられるということです。これだけ長期にわたって花が絶えないのは、並木としては有難いです。

 サルスベリは花の色がいろいろあるのも楽しみの一つ。白色や薄紫色、ピンク、そして「百日紅」に「紅」が入っていますから、やはり濃い色が本来の色なんでしょうか。でも、真っ赤というより、やや桃色がかっているように感じられます。

 さて、あなたのおこのみは?

 東京都内は、早朝から深夜まで、知り合いと顔を合わせるたびに、「暑いですね~」。ホント、1日に何回言えばいいんだ、ってぼやきたくなります。

 そんなことで、緑陰を求めてパレスサイドビルの真向かい、江戸城(皇居)東御苑に行ってみました。ビルを出てから歩道を歩いて、信号渡って、お濠の橋を渡って、平川門をくぐる間、容赦ない日差しが皮膚を刺して、暑いですが、木陰にたどりつけば、それなり。う~ん、それでもやっぱり暑いか。

 今回は、宮内庁ホームページの「東御苑花だより」(http://www.kunaicho.go.jp/event/hanadayori/hanadayori-top.htmlに紹介されていた「ヤブラン」を探してみました。天神濠の脇を・・IMG_20190806_123825.jpg抜け、すぐ右方向へ梅林坂を天守台の方向へ登って行く途中の左側の植え込みのなかに、ひっそり咲いているのを確認写真。小さな薄紫色の花が縦に連なっていますが、これで高さ1520センチ。有名な(?)植物のように、名前を書いた札も立っていませんから、ボーっと歩いていると見逃してしまうほど。道路からちょっと入ったところに咲いていて、アップで撮りにくいです。

 坂を戻って二の丸庭園方向へ。二の丸雑木林でも咲いているという「東御苑花だより」の記述を頼りに向かうと、ここはうっそうとした林ですから、日が遮られて、かなり涼しく、気持ちいです。

 はい、木々の陰で見つけました。ここも、写真は苦戦。スマホですから、ピントが後方の木の幹にあったりして、この細い花をなかなかきれいにとらえられません。その中で、まあまあの1枚が一番上の写真です。

 周囲の葉っぱを含め、ちょっと濡れているのが分かりますか? 撮影したのは8612時半過ぎでしたが、細かい霧というか、地面から噴霧されていたんです。ミストシャワーですね。これが腕や顔にかかると、結構、気持ち良かったです。植物への散水なんでしょうか。毎日やっているのか、同じ時間なのかも分かりませんが、運がいいと、遭遇できるかもしれません。末尾に一応、写真を載せています。霧はよくわからないでしょうが、なんとなくしっとりしているのは伝わるでしょうか。

 さて、ヤブランですが、ユリ科の多年草で、学名「Liriope platyphylla」。やぶに生え,ランの葉に似ているから、こういう日本名がついたとか。山地の木陰に生え、根茎は太く短く、葉は線形で長さ3050センチの深緑色で、光沢があります。810月,高さ3050センチの花茎に小さな花を多数つけます。果実は種子が露出し、直径67ミリで紫黒色に熟すそうです。


 

 8月2日は何の日かご存知ですか? 答えは、1928年のアムステルダム五輪で、人見絹枝さんが陸上800メートルで、日本人女子初のメダル(銀)を獲得してからちょうど91年になるのです。ちなみに、24歳で早世した人見さんの命日も1931年の同じ8月2日。不思議な巡り合わせです。

 東京五輪の開幕(2020年7月24日)まで1年を切り、この人見さんの記念すべき日を迎え、パレスサイドビル地下1階西端の毎日ホール前の展示スペース(ショーウィンドー)で、「人見絹枝 回顧展」(毎日新聞社主催)が始まりました。

 人見さんは、NHK日曜夜のドラマ「いだてん」で6月に登場したばかりですが、まさに日本の女子アスリートの草分け。非公認を含め、陸上の100メートル、200メートル、走り幅跳びなどで世界記録を連発し、現代であればカール・ルイス級の活躍をしたであろう人です。

 人見さんが活躍した1920年代は、まだ陸上競技の種目が現在のように確立していませんでしたし、オリンピックがまだ、女子にはほとんど門戸を開いていなかった時代。そんな中で、人見さんが世界の舞台に立った最初は1926年8月、スウェーデンのイエテボリで開催された国際大会。「第2回万国女子オリンピック大会」という名称ですが、いわゆる五輪ではありません。この走り幅跳びで5メートル50の世界新をマークして1位になるなど活躍。そして1928年7~8月のアムステルダム五輪に出場。得意の走り幅跳びは種目としてなく、100メートルに狙いを絞って挑むも、まさかの準決勝敗退。そこで、一応エントリーだけはしていた800メートルに出場。それまで走ったことのない種目ながら、ドイツ選手とのデッドヒートの末、銀メダルを獲得しました。これが8月2日なのです。

 人見さんは、毎日新聞の前身の大阪毎日新聞の運動部記者でもあり、女性スポーツの地位向上などを訴え、また、世界の様々な大会に参加し、国際交流にも貢献したことで知られます。・・IMG_20190802_125353.jpg

 今回の「回顧展」には、人見さんの活躍を伝える新聞、24年間の生涯の年表=末尾の写真=とその時々の写真、さらに、1930年の「第3回万国女子オリンピック大会」(五輪ではありません)の走り幅跳びの金メダル=写真も展示。・IMG_20190802_125312.jpg写真㊨㊦は同大会から帰国してメダルなどを前に微笑む人見さん。

 2日夕には毎日新聞社が、毎日ホールで、スポーツにおける女性の活躍を応援するトークイベント「人見絹枝~駆け抜けたパイオニア」(千代田区後援)を開催。人見さん以来、日本の女子陸上選手で2人目のメダリスト(1992年バルセロナ大会マラソン銀、1996年アトランタ大会・銅)になった有森裕子さん(人見さんと同じ岡山市出身)らが人見さんの功績を振り返りながら、東京五輪に向けた期待や注目選手について語り合うイベントです。

 回顧展は9日(金)まで、4日(日)を除く各日10~18時。

IMG_20190802_125140.jpg

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