パレスサイドビルから数分のところにある学士会館(神田錦町)の敷地内に「日本野球発祥の地」の碑が立っています。なんでここが野球発祥の地、と思ってしまいます。それは神宮球場か旧制一高のグラウンドじゃないの、と考えてしまいます。
なぜ神田錦町か、というと、そもそもここが東京大学発祥の地であるわけです。その東大の前身、開成学校が創設された場所で、いまから140年前の明治5年(1872)、同校でアメリカ人教師ホーレス・ウィルソンが生徒たちに野球を教えたそうです。 それでここが「日本の野球発祥の地」とされています。これはすべて、ボールを握る右手をかたどった碑のところに記載されています。
碑はブロンズ製で、高さ2.4メートル。ボール上には世界地図が描かれています。国際的なスポーツだということを表現しているようです。
竹橋や神田周辺は歴史のある街なので、散策していると、「あれっ」という発見があって、ブラタモリ気分になります。