【2018年12月】のアーカイブ

 パレスサイドビルは21日に「震災対応訓練」を実施しました。毎日ビルディング社員のほか、1階西の「防災センター」、地下6階「中央監視室」の要員を含め、約50人が参加しました。・RIMG0392.JPG

 大規模地震発生の際の初動対応を中心に、年3~4回、昼間、夜間などを想定して繰り返し取り組む訓練です。

 この日は午前10時開始。ただし、想定は11時間ほど遅い夜です。・RIMG0394トリ.jpg毎日ビルの社員がいない前提で、24時間常駐している防災センターの警備員、中央監視室の設備員だけで初動対応をするのが、訓練のポイントです。

 「震度6弱の地震発生」という想定で、防災センターに仮対策本部を設けて訓練スタート。「地下1階毎日ホール前ガラスが落下する恐れ」として警備員が、人が近寄らないように規制し=写真㊨、けが人を救助=写真。 「1階中央付近で火災発生」として消火器で初期消火=写真、さらに「地下1階東で床に漏水」「エレベーターが停止して2人閉じ込められた」など、時間を追って想定に即した手順を確認しました。それぞれの「現場」には毎日ビル社員を配置し、対応の状況を確認しました。

 現場に出なかった毎日ビル社員は、5階の事務所で、夜間に駆けつけてきたという想定で、災害対策本部設置の訓練を行いました=一番上の写真。無線機を会議室に設置し、現場から無線機や電話で入る情報をホワイトボードに書き込むなどしました。

 パレスサイドビルでは、今後も訓練を重ね、より安心・安全なビルを目指していきます。

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 とある夜、パレスサイドビル東側の「一ツ橋口」を出て白山通りを横断しようとしたところ、神保町方面から皇居方向に走ってきた車高の低い「ゴーカート」のようなものに載った一群に遭遇しました=写真㊤。丸紅の工事現場・高速道路方向を背にした図です。

 これが、訪日外国人旅行者に人気と噂の「公道カート」です。確かに、乗っていたのは、アジア系の観光客っぽい人たちでした。

 公道カートは、遊園地などで乗ったことがあるゴーカートに似た、低い車体、カバーはなしで、エンジンむき出しっていう構造です。排気量は20~50cc、法定最高速度は時速60キロで、道路交通法上は「自動車(ミニカー)」に分類され、乗用車と同様に一般道を走れます。普通自動車免許で運転でき、もちろん、外国人も国際免許があればOK。

 レンタカーを借りて・・・というのに比べ手軽、しかも普通の乗用車と違う低い視線で街を眺められるからでしょうか、外国人観光客に人気とのこと。きっと、インスタなんかのSNSを通じて口コミで情報が広がっているんでしょう。なんでも、キャラクターなどの着ぐるみのような衣装で走るのが〝決まり〟なんだそうです。上の写真、よく見ると何か着こんでます。先頭の人は多分、ガイドさんで、のけぞっているように見えますが、信号待ちの機会をとらえて後続のお客さんたちの写真を撮っているようですね。

 毎日新聞3月4日の都内版に「都内で利用進む 事故の86%外国人」という記事があり、朝日新聞が8月23日夕刊社会面で「都内で乗ってみた 風圧、車線変更ヒヤリ/景色が新鮮、心地よく」という体験記を載せていました。それらによると、都内では2013年から公道カード業者が出始め、現在は10店舗、うち6店舗が昨年開業というので、急拡大しているってことですね。

 事故も増えているようで、警察によると、全国の「ミニカー」の事故は2008~2017年の10年間で計749件。年々増えて、2015年以降は毎年80件台で推移しているそうです。特に外国人観光客による事故が目立ち、昨年3月~今年6月に都内で少なくとも68件の事故が起き、うち60件に外国人が絡んでいるとのこと。このため国交省は、2020年4月以降は既存車両も含め、レンタル業者などにシートベルトの設置を義務化するなど、安全対策を強化するということです。

 さらに、9月28日の日経新聞朝刊社会面によると、カートの客が着る衣装などについて、ゲームキャラクターの「マリオ」などが無断で使われてるのは著作権の侵害だとして任天堂がレンタル業者を訴えた裁判で、東京地裁は業者に衣装の貸与差し止めと1000万円の支払いを命じる判決を言い渡したということです。

 ちょっと乗ってみたい気もしますが、怖そうでもありますね。朝日新聞の体験記には、「実感するのは車高の低さだ。......体がむき出しなので、横切る車の風圧を感じた。車線変更は、接触するのではと冷や汗が出た。......速度を出しているつもりだったが、メーターを見ると40キロ。通常の2~3倍の速度に感じる人もいるという」とあります。

 体を守ってくれる鉄板もないわけですから、文字通り命がけっていう感じでしょう。体験はあきらめて、街中で走る姿を眺めるにとどめておくことにします。

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全国各地の名建築を紹介した新刊「世界がうらやむニッポンのモダニズム建築」(地球丸、オールカラー157ページ、定価2500円=税別)に、パレスサイドビルを取り上げていただきました。紹介のコピーは「建築の機能を隅々まで視覚化した機能主義の頂点」。

 同書=写真は表紙=は「おもに戦後から1970年代の高度経済成長期に建てられた日本のモ・IMG_20181206_115529.jpgダニズム建築は鉄、ガラス、コンクリートといった工業製品を素材として使い、従来の建築様式にとらわれない新しい時代の合理的な建築として、日本国内だけでなく、世界的にも注目を集めている」とのコンセプトで、江戸東京博物館研究員の建築史家、米山勇氏の監修の下、40の建築物を紹介しています。

 パレスサイドビルについて「美的観点からではなく、あくまでも経済効率を優先して生まれたモダニズム建築だが、大きなガラス窓の日照をコントロールするアルミ鋳物製の水平ルーバーや、雨樋を短く切ることでコストカットし落ちる雨をあえて見せる手法など、すべてをありのままに見せることで建築の機能の隅々までを視覚化した」と解説。各ビルに「米山勇の視点」という一口コメントが載っていますが、当ビルについては「モダニズム建築が共通の理想として掲げる『機能主義』の頂点と呼んでも過言ではなく、コルビュジエ的機能主義を先鋭化した建物といえるだろう」と、うれしい言葉をいただきました。

 お馴染みの東玄関の大理石の階段、エレベーターホール、「夢の階段」、屋上庭園など、大小計9枚の写真を使い、全4ページでビルの魅力を伝えています。

 パレスサイドビル以・IMG_20181206_115408.jpg外は、国立西洋美術館、国立代々木競技場など、各地の美術館、博物館、図書館、ホール、宗教施設、学校、運動施設などが多く、芸術性を追求したものが目立つのは当然でしょう。ということで、オフィスビル系はそう多くありません。主なものを挙げると、旧京都中央電話局西陣分局舎(国の重要文化財、設計・岩元禄、1921年竣工=以下同じ)=写真、大阪瓦斯ビルヂング(安井武雄、1933年)、岐阜県羽島市庁舎(坂倉準三、1959年)、旧千代田生命本社ビル(村野藤吾、1966年、目黒区が買収して今は区総合庁舎)=写真、香川県庁舎(丹下健三、1958年)=写真、霞が関ビル(山下寿郎、1968年)、親和銀行本店(白井晟一、1967~75)などの名建築が紹介されています。

 それぞれ、立派なもの、個性的なものなど、見ていて楽しいです。でも、歴史と伝統+デザイン性+機能性の総合力で、パレスサイドビルが一番だと思っていおります。