【2018年11月】のアーカイブ

 秋の全国火災予防運動(今回は3月9~15日)に呼応し、パレスサイドビルの全テナントで組織する共同防火・防災管理協議会の秋の総合消防訓練が、このほど、ビル屋上などで実施されました。テナントやビル関係者ら102事業所の総勢478人が参加しました。

 午後2時30分に「震度6強の地震が発生した」との訓練開始を知・IMG_20181116_144410小.jpgらせる館内放送(日本語と英語)で訓練スタートです。机の下に潜り込むなど「身体防護」を確認。揺れが収まると、火元のチェック、被害状況の把握など一連の初動措置を、それぞれのテナントで実施します。続いて、8階で火事が発生して延焼したとして、避難勧告放送が流れると、各テナントから非常階段などを使って1階まで避難しました=写真は東1階エレベーターホール。

 この後、屋上に上がって整列=写真。訓練の手順などの説明の後、いくつかのメニューの中から、それぞれチャレンジしました。

 黄色いテントの「煙体験ハウス」で、火災現場で煙に巻かれた状態を疑似体験=一番上の写真。煙は薬品で発生させた無害なものですが・IMG_20181116_150152小.jpg、テント内ではほとんど視界ゼロ状態で、参加した人は「全然前が見えな~い」と〝恐怖の体験〟に悲鳴を上げていました。

 屋内消火栓を使った本格的な放水訓練=写真、消火器による初期消火訓練、麹町消防署員の指導でAEDを使った心肺蘇生訓練=写真㊦㊧、人間並みの重さの人形を使った担架での救護訓練=写真㊦㊨=などにも、熱心に取り組みました。

 また、西口玄関前には、東京消防庁からお借りした地震の揺れを体感できる「起震車」で震度7の揺れを味わう訓練もしました。

 およそ1時間で訓練を終え、麹町消防署の阿部予防課長が講評を述べ、「訓練ではできても、いざ、実際に災害が発生した時にはなかなか、できないもの。だからこそ、日ごろから繰り返し手順を確認することが大切です」と指摘しました。

 参加された皆さん、お疲れさまでした。 

 

 パレスサイドビルの年末恒例のクリスマス飾りがお目見えしています。どうですか、今年はちょっと明るいという印象ではないでしょうか。

 ビル地下1階の中央コンコース吹き抜け部分には高さ約6メートルの巨大なクリスマスツリーを中央に配置=写真。ここまでは例年と同じ・IMG_20181112_123551トリ小.jpgですが、その上の1階天井から、夜空の天の川をイメージさせる長さ2メートル超におよぶLED(発光ダイオード)のイルミネーション6本がズラリとぶら下がり、きらびやかなこと=写真。1階通路を歩いていると、遠くからでも、その輝きにひきつけられますね。

 これ以外にも、長さ4メートルのイルミネーション計10本を、吹き抜け の下がり壁の両サイドや「夢の階段」=写真など、あちこちにも取り付けています。これら、使用したLEDは合計14000球を超え、「光のクリスマス」を演出しています。

 1階東玄関わきのオープンスペースにも高さ2メートルの中型クリスマスツリー=写・IMG_20181112_123656.jpg、そして東西「夢の階段」を上がった1階左右には高さ1.3メートルの小さなツリー計4基も設置しています=写真

 

 さらに、1階・地下1階の廊下の各店舗前の天井には「Merry Christmas 2018」の文字をあしらった真っ赤なフラッグを吊り下げ、ムードを盛り上げています=写真末尾

 今年も残すところ1カ月半を切り、クリスマス、そしてその先にはお正月。仕事も、私生活も、「追い込み」の時期です。大いにハッスルし、また楽しんでいきましょう。

 パレスサイドビルで11月8日、毎年恒例「ふいご祭り」を挙行しました。「火」の安全を祈念する伝統行事です。=写真㊤。(写真の左端奥にボイラーが映っているのが分かりますか)

 「鞴(ふいご)」とは「吹子」とも書くそうで、昔の金属の精錬や加工には欠かせなかった送風機です。金属を溶かすのに必要な高温を得るため、風を送り込んで火を燃え上がらせる道具です。獣皮を縫い合わせた革袋などに始まり、気密性の箱の中のピストンを往復させて風を送り出すものなどへ進化していったそうです。

 ふいご祭りは、陰暦 11月8日、鞴を使う職人が、稲荷神社に詣でて鞴を清め、作業の無事を祈る行事として受け継がれてきました。職業でいうと鍛冶屋さんや鋳物師ですね。これが火を扱う商売に広がり、近代化以降もボイラーなどのあるところで安全祈願の年中行事として行われるようになったということです。

 パレスサイドビルもボイラーを使っているので、52年前の開館時から続けてきたようです。でも、今でも続けているところは、特に都心のビルとなると、多くなさそうです。パレスサイドビルは、今や珍しい存在なのだと思われます。

 さて、鞴祭りは、東エレベーター塔の屋上階よりさらに上、ボイラーがある部屋の一角に祭壇を設け、九段の築土(つくど)神社の宮司さんに祝詞をあげていただきました=写真㊦。引き続き、ビル関係者、業務委託会社、協力会社のみなさんなど計約100人の参列者が玉串を奉奠。式典の後、簡単に直会も催しました。

 さて、こうした神事の祭壇は、形、配置はまちまちですが、お供えするものには決まりごとがあります。お米、お酒、お供え物、塩、水の5種が必須。このうち、お供え物は、海の幸、山の幸、野の幸からなり、「海」は鯛、昆布、烏賊(いか)など、「山」は果物、「野」は野菜です。一番上の写真をご覧ください。大きな鯛、昆布、烏賊のほか、果物はミカン、リンゴ、柿、野菜はニンジン、大根、白菜が見えます。中央には、お酒、お米、塩、水もちゃんと見えますね。

 この1年、安全に、健康に過ごせますようにと、参加者一同、真剣に祈願しました。

 

 いきなり連想ゲーム風で失礼します。3枚の写真をご覧ください。なんでしょうか。

 ヒントは「千代田区一斉清掃の日」。はい、もうお分かりですね、11月6日がその日で、パレスサイドビルも、館内テナントの従業員さんら総勢135人が参加し、ビル周辺などでごみを拾って歩きました。その「小道具」であるトング(ゴミを拾うはさみ)=写真一番㊤、軍手=写真㊤、そして集められたごみの袋=写真㊤=です。

 一斉清掃は、千代田区に住み、生活している自分たちが、街を美しくしていこうと、「区生活環境条例」に基づいて毎年6月と11月に行われています。パレスサイドビルはスタート当初から参加しています。

 この日午前8時、竹橋交差点前の西口玄関に集合し、ビル側が準備した道具を手に、参加者はビル周辺に一斉に散り、内堀通りの植え込みの中までトングを突っ込んでごみを拾ったり=写真末尾、裏の高速道路下の喫煙シペース周辺でもマナーの悪い人が捨てた吸殻や飲み物の空き缶などを精力的に集めるなど、約30分にわたって汗を流しました。

 毎回、多く参加してくださるのは、そろいの黄色い蛍光色のウィンドブレーカー姿のNTTビジネスアソシエ72人、黒いジャンパーのファミリーマート28人など。ビル社員、設備管理、清掃などの委託会社員も頑張りました。

 拾ったごみは東正面玄関前に集められ、45リットルの袋10袋(可燃ごみ6袋、不燃ごみ、空き缶、ビン、ペットボトルが各1袋)でした。

 参加してくださった皆様、本当にご苦労様でした。次回は2019年6月ですので、引き続きよろしくお願いします。

竹橋ガイド

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