【2018年10月】のアーカイブ

 日本が誇る女子ソフトのエース、上野由岐子選手の等身大のパネルが、パレスサイドビル1階東の正面玄関脇、フリースペースに登場しています=写真㊤。11月5日(月)まで展示の予定です。

 11月2~4日、群馬県高崎市の城南野球場で開催される「2018 JAPAN CUP 国際女子ソフトボール大会 in 高崎」(日本ソフトボール協会、毎日新聞社主催、高崎市共催)に向けてのPRの一環として、毎日新聞社が展示したもので、豪快に剛球を投じた瞬間をパネルにしたものです。

 大会は世界の上位チームを集めて行われていて、高崎での開催は3年連続。今年は日本、米国、オーストラリア、チャイニーズ・タイペイの4チームが出場。日本は2016、2017年と連覇しており、今年は3大会連続4回目の優勝を狙っています。

 試合は、まず4チームが総当たりのリーグ戦を戦います。2日が米・タイペイ、米・豪、日・タイペイ、3日が日・米、豪・タイペイ、日・豪を行い、その結果により、4日に、上位2チームによる決勝戦と、下位2チームによる3位決定戦を行います。

 8月の世界選手権では日本は米国との決勝に敗れ、優勝を逸しているだけに、今回こそと、雪辱を期していることでしょう。上野選手はビックカメラ高崎の所属で、会場はまさに地元ということで、9月に行われた会見では「モチベーションも上がるし、良いプレーをみせたい」と語っていたそうです。

 2020年の東京五輪に向け、日本チームの活躍を期待したいですね。

 建築にかかわる〝専門家〟の方たちのパレスサイドビル見学が相次いでいます。昭和の名建築の代表格としてすっかりお馴染みだから、と言ってしまえばそれまでですが、このビルの管理に日々いそしんでいるモノとしては、改めて光栄に思います。

 先週末の10月20日、日本建築家協会(JIA)の「建築セミナー」に参加している24人が来館。建築家のほか、ビルを経営している方、建築メーカーの社員の方などということでした。

 午後1時に5階ビル事務所に集まり、ビル側から概要説明を聞いた後、まず屋上に上がり=写真㊤、皇居などの「絶景」をめでるとともに、円筒コア上部に各種設備が収納されているなど、デザインと機能を両立させている――といった解説に耳を傾けました。オフィス階の長い中央廊下を経由して1階→外へ出て外観見学→東サービスヤード→B1階商店街→B6階機械室→B5階旧新聞社浴室と、午後4時まで、ゆっくりご覧いただきました。

 ビルが築52年になることから、参加者から「いつまで使う考えですか」との質問も出ましたが、ビル側は、設計した日建設計から「100年も可能」と言われていることを紹介しました。また、参加者から「管理側がビルを愛していることが感じられた」とのうれしい言葉もいただきました。

 これに先立つ9月29日には東京工業大学の建築学科2年生と引率の教員の計約30人が見学。パレスサイドビルが同大学出身である日建設計の林昌二氏の代表作という縁で、毎年、建築・土木を学ぶ新入生が見学に来ていますが、今回は建築設計製図の授業の中で、パレスサイドビルの図面をトレースするという課題を与えたことから、単に図面を読むだけではなく、実際の素晴らしい空間を学生たちに体感させたいという大学側からの希望で実現しました。

 見学は正面玄関、「夢の階段」、西口玄関の大庇(通称アンブレラ)、屋上などを巡り、5階のテナント、メディアドゥホールディングスの協力も得て、オフィス内にも入室しました。林氏と同様に、東工大卒業で日建設計出身の安田幸一教授がビルの見どころなどについて専門的に解説し=写真㊦、学生たちも満足した様子でした。

Googleマップのストリートビューで、10月から、パレスサイドビルの商店街が見られるようになりました。

 どんな風に見えるのでしょうか。実際にご覧いただくのがいいのですが、まずは、写真で紹介しましょう。下の8枚の写真を、左上から下へ、右上に移って下へという順に見てください。東玄関を入って、階段を上がって、受付を通って、1階を西へ。B1階との吹き抜け部分のお店の前を抜けて毎日新聞社受付前を通って西の玄関へ、という流れです。

 

 ちなみに、これまでは、東玄関(写真)から受付(写真)までは見られましたが、館内を西へ行こうとすると、いきなり西玄関の外(写真)に飛び出してしまいました。

 Google のストリートビューは、主な道路を網羅し、周りの景色を 360 度見渡せますが、博物館、アリーナ、レストラン、お店など、中に入っていける建物があることは、ご存じの方も多いでしょう。このラインアップに、パレスサイドビルも加わったというわけです。撮影は7月ごろに行われたようで、「3カ月くらいで公開」という話だったので、ここにきて見られるようになったということです。

 ちなみに、見られるのは、1階、B1階の商店街、そして9階のレストラン「アラスカ」です。念のため、階の変更方法を確認します。普通にビル内に進むと、1階に入ってくるようです。そして、末尾の3枚の写真をご覧ください。1階西エレベーターホールから、画面右下の縦の階数選択のアイコンで9階を選ぶと、9階エレベーターホールに切り替わり、奥に進むとアラスカがある、というわけです。

 外国人旅行者の方などにも、大いにご利用いただければと思います。

 月刊情報誌『カーサ・ブルータス(Casa BRUTUS)』(マガジンハウス)が創刊20周年を迎え、11月号が記念号(980円)として今週発売されました。ここに、日本を代表する写真家、篠山紀信さんが、モダニズム建築の傑作といわれるパレスサイドビルを最新モードとともに撮り下ろした「Fashion Special 2018 AW/PALACECIDE BUILDING」が18ページにわたって掲載されました=写真、㊨は表紙。(「AW」はautumnとwinterで、秋冬物ファッションです91LI3Gf5laL.jpg

 この特集は、次のようなコンセプトということです。

<東京>を象徴する建築のひとつであるパレスサイドビルを背景に、GUCCI、PRADAなどハイブランドを中心に9つのブランドの最新作を纏(まと)ったモデルを、篠山紀信氏が撮影

 屋上で空と流れる雲、そして白い円柱コア(エレベーター塔)のコントラストを強調した冒頭写真に続き、「毎日神社」、「東玄関下の壁面」(男女トイレの境の丸くくり抜いた大理石の壁)、「屋上展望台」(案内板)、「エレベーターホール」、「円柱コア内の化粧室」、「屋上庭園から望む景色」(皇居・平川門)、「夢の階段」、「円柱コア内の階段」、「西玄関大庇 アンブレラ」と、9か所で次々衣装を替えてポーズをとる男女モデルさんを撮影。見開き2ページに1カット、計10カットを、全てモノクロームで掲載しています。なるほど、モノクロです‼

 最後に、10カットのミニ写真をカラーで並べ、撮影場所と着用しているファッションを解説する見開きページもあります。

 篠山さんというと、オジサン世代は1970~80年代の「激写」を思い出しますが、素人が言うのもなんですが、さすがの写真の数々です。それぞれの場所で、モデルさんにポーズや表情を指示しながら、篠山さんがどんなイマジネーションを働かせてシャッターを切ったのでしょう。ファッションがメインの写真でありながら、ビルの魅力をこういう風に表現できるんだというのも、改めて教えていただきました。

 この特集は、10月10日毎日新聞夕刊4面文化面で紹介されています=写真末尾。撮影に立ち会った記者に、篠山さんは「どの場所もモダニズム建築らしく洗練され、しかも個性がある。写真家として『オイシイ!』という感じだよ」と述べたということです。

 話が前後しますが、今特別号の統一テーマは「東京、再発見。」で、2020年東京オリンピックを展望した設定。建築家、安藤忠雄さんの巻頭文に続いて新築、リニューアルのビ・IMG_20181010_121616.jpgルなど、さらに新国立競技場など建築中の建造物などを様々な角度から紹介しています。

 さらに、巻末に近づくと「カーサが厳選した東京で見るべき建築100」がズラッと並び、そこにも「028」番目(順番はあんまり関係ないと思いますが)にパレスサイドビルが登場します=写真

 『カーサ・ブルータス』は、建築・デザイン・食・アート・ファッション・旅など暮らしにまつわるデザイン情報を中心に、好奇心旺盛に人生を楽しむテーマを扱っています。これまでも、例えば2015年8月の「ニッポンが誇る『モダニズム建築』完全保存版 トラベルガイド」という〝別冊〟でパレスサイドビルが紹介され(2015年8月4日の当ブログ参照)、さらに今年2018年の7月号でも、連載コラム「櫻井翔のケンチクを学ぶ旅。」に登場し、アイドルグループ「嵐」の櫻井翔さんにリポートしていただいたばかりです(7月19日の当ブログ参照)。

パレスサイドビル地下1階のそば居酒屋「高田屋竹橋店」がこのほど、店名を「旬彩酒房 演」に改めて新装オープンしました。うどんを中心とした居酒屋さんです。

同店は㈱サンタチバナが全国でチェーン展開する高田屋の本部とフランチャイズ契約をして、高田屋ブランドで営業していましたが、今回、チェーンを離脱。8月10日まで「高田屋」で営業した後、1カ月余り、休業して内装工事をし、9月13日にIMG_20181002_143008.jpg営業を再開しました。

一般に、こうしたフィランチャイズのお店は、メニューなどは本部が決めたものとなります。その他の店舗運営なども含め、本部から提供される食材から運営ノウハウが強みですが、一方で、例えばその店だけの独自のメニューを出すといったことはできないのが普通です。言い方を変えると、工夫の余地がないか、あっても狭いということです。

「演」は、しがらみなく、独自の考えで運営をすることになります。

新しいメニュー=写真㊨=を拝見すると、お造り、おつまみ類、サラダなどのほか、肉では豚の角煮(1200円)、国産鶏ロースト(1280円)、黒毛和牛溶岩焼き(1980円)、天ぷらでタラバガニの天ぷら(2980円)など、なかなか力の入ったものが並びます。コースも充実していて、4000円、5000円、7000円など各種取り揃え、鍋物として和牛すき焼きや鯛出汁しゃぶしゃぶなども。1500円飲み放題も付けられます。10月いっぱいは、ディナーで〆のざるうどんサービスなども実施中です。

ランチも、各種うどんのほか、天丼、親子丼、かつ丼、ネギトロ丼、海鮮丼と、うどんのセットなど、盛りだくさんです。

食べログ=写真㊦=などグルメサイトでも情報が入手できますよ。

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