【2018年8月 7日】のアーカイブ

 トヨタ自動車の高級ブランドLEXUS(レクサス)の公式サイト内で発信しているライフスタイルメディア「VISIONARY」(https://lexus.jp/magazine/)に、パレスサイドビルが掲載されています。題して「日本のオフィスビルの至宝」。いや~、凄い表現。激賞ですね。ありがとうございます。

 「VISIONARY」は、「CAR」「CULTURE」「CRAFTMANSHIP」「EXPERIENCA」「SPORT」「TECHNOLOGY」の6つのカテゴリーに分けて、記事やコラムを掲載しています。なにせ、レクサスですから、丁寧で高級感漂うページ作りは、さ・す・が、っていう感じですね。

 で、パレスサイドビルですが、6カテゴリーの中の「CRAFTMANSHIP」の「コラム」のなかの、「建築家・藤本壮介が選ぶ、いまこそ注目すべき日本の『名モダニズム建築』8 選」(https://lexus.jp/magazine/20171206/121/cra_jpn_architecture.html)で取り上げられました(アップされたのは2017年12月です)。

 短いので、文章をそのまま再録します。

 「若き林昌二の傑作にして、日本のオフィスビルの至宝。円筒形の重厚なコアと軽やかなオフィス部分の対比が美しい。ワイングラスが連なるような雨樋と軽やかな日除けによって生まれる外装は、どこか日本の伝統建築を思わせる」

 ちなみに、文中の林昌二さんは30代で日建設計のパレスサイドビル設計チームのチー・TKH_8508.jpgフを務めた方。 「ワイングラスが連なるような雨樋と軽やかな日除け」は、一番上のコラムの画面の右側の写真です。窓のところにあるのですが、ちょっと見えにくいので、写真㊨をご覧ください。横から見るとこんな感じなのでわかりやすいと思います。見た目の美しさと実用性を兼ね備えたものとして、建築から半世紀余り、度々専門家の評価をいただいているところです。

 コラムの筆者の藤本氏は建築設計事務所を主宰し、日本建築大賞、JIA 新人賞など多数を受賞している新進気鋭の建築家として注目されている方です。

 8選のうちパレスサイドビル以外は、次の通り。

①丹下健三の最高傑作──代々木体育館(設計:丹下健三、1964 年竣工)」

②太古の洞窟を思わせる圧倒的な内部空間──東京カテドラル(設計:丹下健三、1964 年竣工)

③日本の伝統と近代の美しい融合──東京文化会館(設計:前川國男、1961 年竣工)

④緑に埋もれた都市の中の別世界──日仏学院(設計: 坂倉準三、1951 年竣工)

⑤近代建築らしいダイナミズムを感じる──岡本太郎記念館(設計:坂倉準三、1954 年竣工)

⑥近代日本の執念を見ることができる──日生劇場(設計: 村野藤吾、1963 年)

⑦独創性に溢れた傑作──武蔵野美術大学鷹の台キャンパス(設計: 芦原義信、1962 年竣工)

 いずれも1950~1960年代の傑作ばかり。オフィスビルではパレスサイドビルが唯一の選定です。

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