毎日ビルディングが、この度、一般社団法人日本空調システムクリーニング協会(JADCA)主催の「第1回ビル空気環境表彰」で、最高賞に当たる「大賞」を受賞しました。パレスサイドビルの空気環境への努力に対して贈られたものです。当ビルは昭和の名建築の一つに数えられますが、外見だけじゃないんですよ(手前味噌で申し訳ありません)
この表彰は「建築物内の居住者にとって安全かつ健康的な室内空気環境の実現に努力している特定建築物を顕彰するとともに、室内空気環境の維持管理の重要性について公衆に広く知らしめること」を目的として、JADCAを中心に、公益社団法人全国ビルメンテナンス協会、公益社団法人日本空気清浄協会なども後援して今年からスタートしました。
審査結果について、主催者からは以下のような評価をいただきました。
「パレスサイドビルは、竣工51年目を迎え、......都心部という条件からIAQ (indoor air quality)の確保と空調機の適切な管理には特に注意が必要となり、地上階系のセントラル空調は、躯体を利用した2重ダクト方式を採用しており、各階の横引ダクトも長いことから平成2年より72系統ある空調ダクトを概ね7~8年程度をめどに定期的に清掃を行っています。また、近年ではマルチ型空調機に関する臭気等の苦情が多くなってきており、年2回の定期フィルター清掃以外に、室内機・室外機を定期的に洗浄する等、その維持保全にも努めています。
近年の社会状況では省エネルギー化への対策が強く求められてきており、その対策として各階のメインダクトに温度センサーを設け、温度管理を徹底しているほか、室内空気環境測定を毎月行いCO2濃度の管理を行う等、省エネとIAQの両立に極力努めています。
こうした建物管理者の清掃及び整備と管理へ対する高い意識と極めて積極的な努力は、当表彰制度の目指す主旨に合致しており、これを広く知らしめることは社会的にも有意義であり、大賞に決定しました。」
6月5日、ルポール麹町で表彰式が行われ、JADCAの吉田正広会長=写真㊨の右側=から、毎日ビルディングの原敏郎社長=同左側=に表彰状と記念の盾が贈られました=写真㊧㊦は盾のアップ。受賞後、原社長は「第1回目の大賞受賞という高い評価を得ることが出来ましたのも、皇居横に位置する大型複合オフィスビルとして、24時間体制365日体制の地道なメンテナンスを心掛けて来たことに尽きると考えております。今後もこの最高賞を頂いたことに応えるためにも、社員一同、より一層のメンテナンスに努め、テナントの皆様に、安心・安全・快適なビル環境を提供していきたいと思います」と述べました。
このほか、優秀賞に東京倶楽部会館(港区六本木1丁目)が選ばれました。