2018

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梅雨の備えて・・・水防訓練

 そろそろ梅雨っぽくなってきました。パレスサイドビルは水害の発生に備えた「水防訓練」を毎年、梅雨入り前にやっています。今年も5月下旬に実施し、毎日ビルディング社員をはじめ、ビル警備を委託しているアイング、設備管理を委託しているグローブシップ、清掃を委託しているセイビの担当者を含め、計約40人が参加し、真剣に取り組みました。

 訓練はビルが閉館している日曜に実施しました。まず午前中は、地下2階の地下鉄竹橋駅改札に続く2か所のビル入口を防潮扉でふさぐ訓練です。エスカレーターで地下1階にあがるメインの入口は、2枚に分かれた防潮扉でふさぎます。厚さ20センチ、天井まである鉄製で、売店の裏に収納されています。雨戸のイメージですね。これを数人がかりで、ロープで引っ張りだします=写真㊦の4枚

防潮盤.jpg これだけでは不十分です。ダイビングなどでは「水深10メートルで1気圧」と言われますが、地下2階が水没すれば相当の水圧。厚いとはいえ、板だけでは不十分ということで、裏から、つっかえ棒を装着できるようになっています=一番上の写真

 こうした一連の作業を・IMG_20180520_095115.jpg、決められた手順に従って、粛々とこなしました。何か部品の破損などがあれば直します。そういう点検の意味も、訓練にはありますが、大きな問題点は発見されませんでした。

 西エレ駐車場.jpgベーターホールにつながる入り口も、同様にふさぎます。こちらは鉄扉を閉じる形=写真。裏からのつっかえ棒も、同じように施します。

 続いて駐車場入口、スロープの上に防水板を設置する訓練も行いました。板は2枚。駐車場に入っていくスロープの途中に置かれていて、2枚の間をつなぐ支柱を立て、その両側に板を立てるという手順です=写真㊧の3枚は駐車場側から入り口に向かって見た図。入口(白山通り)の方から見ると、写真㊨のようになります。

 午後は、駐車・IMG_20180520_130422.jpg場の片隅で、土のうをつくる訓練です。地下2階のスロープの下に設けた砂の貯蔵庫で、実際にスコップ数杯の砂を袋に入れ、土のうを作りました=写真㊦

 このほか、パレスサイドビルの周囲を回り、浸水危険個所をチェック。ドアの隙間や、周囲を囲む煉瓦が切れているところなど、土のうを積んで水の浸入を阻止しなければならない所を確認しました。

 パレスサイドビルでは、安心・安全なビルを目指し、イザという時に備え、これからも定期的に、様々な訓練を重ねていきます。

・IMG_20180520_133425.jpg

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