【2018年4月】のアーカイブ

 「生誕150年 横山大観展」(毎日新聞社など主催)が、パレスサイドビルに近い東京国立近代美術館で、開催されています。5月27日まで。もうご覧になりましたか?

 さて、パレスサイドビル内の33店舗が、この大観展とタイアップし、展覧会のチケット(半券でOK)を提示したお客様に、割引などお得なサービスをするキャンペーンを展開しています=写真㊤はチラシ

 サービスは、特定メニューやサービスの割引をはじめ、ドリンクサービス、デザートサービス、粗品プレゼント等、多彩です。5月26日までのキャンペーン期間中、チケットを提示した方1人が1店で1回のみ、サービスを受けられます。(日曜・祝日はビルが休館なのでご利用いただけません)

 大観は明治元年、水戸藩士の子として生まれ、開校したばかりの東京美術学校(現・東京芸大)で岡倉天心に学び、天心が同校を追われると、共に在野の美術団体「日本美術院」を設立し、ここを舞台に日本画の新しい時代を切り開いていききました。

 今回の展覧会は、「伝統のなかで革新を目指した」明治、「自己表現を尊重する気風に乗って個性を伸ばした」大正、そして、「日本画壇のトップに上りつめた」昭和という三つの時代に分けて振り返ります。

 本展の目玉が「生々流転」。水の一生を1日の時間の経過と季節の推移を通して描いた作品で、全長40.7メートルという日本一長い絵巻として有名です。その連続する風景を追っていくと、永遠に続く自然の循環を体感することになるといいます。

 そのほか、約100年ぶりに所在が分かった「白衣(びゃくえ)観音」=写真㊦は開幕前日の内覧会を伝える毎日新聞413日朝刊=や「彗星(すいせい)」など約90点を展示。自然美を力強く描いた代表作「群青富士」(一番上のチラシの絵、展示は5月6日まで)も見ることができますヨ。

 開館時間は10~17時(金・土曜は20時まで)、入館は終了の30分前まで。月曜休館(4月30日は開館)。観覧料は一般1500円、大学生1100円、高校生600円、中学生以下無料。

 天皇、皇后両陛下が4月14日(土)、パレスサイドビルに来館されました=写真㊤。ビル1階のアートサロン毎日で開催されていた「書画でみるラストエンペラーの系譜~愛新覚羅一族の書画作品展」(桜美林学園主催、毎日新聞社、毎日書道会後援、15日で終了)を鑑賞されるのが目的でした。毎日新聞は14日夕刊1面、15日朝刊社会面で報じました。末尾の写真は15日朝刊です・IMG_20180414_094335トリ.jpg
 両陛下は、午前9時半過ぎに到着され、エレベーターホールから、毎日新聞や展覧会関係者らがやや遠巻きに見守る中を、ゆっくりアートサロンに向かわれました=写真㊨。桜美林大名誉教授で書家の高橋静豪(せいごう)さんの案内で、書や山水画を熱心に見学されたということです。

 毎日新聞によると、「両陛下は皇太子ご夫妻時代から清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀の弟、溥傑(ふけつ)と交流があったといい、展示された溥傑の書を見ながら『おおらかで、やわらかな字ですね』などと語り合った」とのことです。

 天皇陛下がパレスサイドビルに、公式に足を運ばれるのは、開館の翌年の1967年11月、昭和天皇が毎日新聞社を見学されて以来、半世紀ぶり。現在の天皇陛下は、皇太・お帰り04②.jpg子時代に展覧会の見学などのため、何度か来館されています。両陛下はお帰りの際も、駐車場を出て、西玄関前で見送る市民に気付かれると、窓を開けて手を振っておられました=写真㊧。逆光でシルエットですが、手前の皇后陛下の向こう側で、天皇陛下が身を乗り出すように手をあげておられるのが、はっきりと見えました。

 なお、同展は、日中平和友好条約締結40周年に合わせた企画で、清朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀の弟、溥傑(ふけつ)の書など約40点を展示していました。

 パレスサイドビルの1階、地下1階の東西に、真新しい店舗のサイン(フロア案内板)が今週から登場しています。お気づきでしょうか。

 上の写真は1階東、女子トイレの表のガラスです。この場所には、これまでは地下~9階のテナントの一覧(五十音順)だけありました(写真「BEFORE」)が、その左隣に、新たなサイン(「AFTER」)を張り出しました。

 1階と地下1階は「パレスサイドアーケード」と称する商店街で、飲食店のほか、コンビニなどの小売店舗もあります。地下1階のA B1西IMG_20180410_125308.jpg案内板設置場所は、東側の正面玄関を入って階段を下りたところと、地下1階西側の「夢の階段」(1階・地下1階の吹き抜けの編み込みの階段)の下=写真㊨=。これまではフロア図と文字での店名表示でした=末尾の写真1枚目。これら地下1階の2枚を、お店の名前だけでなく、ロゴ、店の写真、お料理の写真など入りのカラフルな案内板に変更しました=末尾2枚目の写真

 1階は、上記の東側に加え、西側も玄関を入った、毎日新聞とうきょう支局脇のガラスに、同様に張り出しています。地下1階のサインはフロア図が縦に真ん中に入っていますが、1階のサインは図が横向きで上部に入っている点で、ちょっと違います。

 商店街のご利用が、より楽しく、便利になれば幸いです。

 きょう4月5日(木)朝から、パレスサイドビル西口玄関前に献血バスが訪れ=写真㊤、「出張献血」を実施中です。あす6日(金)まで2日間です。受け付け開始の午前10時にさっそく、職場の中で誘い合わせて訪れてくださる方などにおいでいただいています。私も400cc協力してきました=写真㊨・IMG_20180405_103049.jpg

 パレスサイドビルでは近年、春と秋の年2回、各2日ずつ、出張献血を実施し、概ね、80人前後の方にご協力いただいています。今年は...天気がちょっと心配です。1年前はサクラがまだまだ咲き誇る中でしたから、花見帰りの方も寄っていただいたみたいでしたが、今年は、サクラももう、ほぼ散っちゃったし、この日の天気も曇りで、ちょっと苦戦気味のようです。明日6日は5日より天気は良くて気温が20度を超えるようですから、献血の後に美味しいジュースをいただくっていうのも悪くなさそうですよ。

 受付は午前中が10時~11時、午後は0時15分~4時。採血自体の所要時間は10分程度ですが、医師による問診等を含め、受付から終了まで30~40分かかります。

 血液は、医療の進歩に伴う手術などの需要の一方で献血者が減って、慢性的に不足しているとのこと。特にこの季節、冬ほどではありませんが、献血がかなり落ち込むそうで、中でも4月前半に急降下。会社の異動、学校の卒業、進学、入学など、人の動きがあわただしく、落ち着かないうえ、学校や企業、団体などの協力も得られにくいんだとか。

 ビル在館者の皆さん、また通りがかりの皆さん、是非ぜひ、ご協力のほど、よろしくお願いします。

竹橋ガイド

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