【2017年12月】のアーカイブ

 パレスサイドビルの、地下鉄直結の地下2階から地下1階へ上がるエスカレーターの新設(更新)工事がほぼ完了し、12月25日朝から、まっさらなピカピカの新品が動き始めました=写真㊤、下㊨。9月末の着工から3カ月近く、エスカレーターがストップし、脇の階段もせまくなり、通行の皆様には大変ご不便をおかけしました=写真㊦㊧。ご協力、ありがとうございました。

 今までのエスカレーターは25年前に設置したもので、1966年のビル開業から50年で2代目。古くなったので、新しい3代目に更新するのが今回の工事です。

 新エスカレーターは、25年の間の技術の進歩を反映しています。乗降口にセンサーがあり、一定時間、利用者がいないとスピードを落とし、人が乗ろうとすると、通常スピードに 戻ります。非常時の停止ボタンが乗降口付近にありますが、これを押しても、その瞬間にガクッと止まるのでなく、ほんの短い時間ですが、間をおい・IMG_20171225_073251.jpgて止まり、乗っている人がつんのめりにくいように配慮しています。

 足元も明るくなりました=写真㊨。また、乗降口に、のぼり運転か下り運転かを示す電光表示のポールも設置しました。利用できる向きの運転時は緑の矢印、乗れないときは赤い「進入禁止」の表示をします。

 運転時間は午前7時~午後6時まで登り運転、午後6時~11時30分が下り運転で、緑・赤の表示も切り替わります=写真㊧㊦

 今回、従来のメーカーとは別のメーカーに替わり、サイズも微妙に違います。この・下り.jpgため、エスカレーターを囲む壁(大理石)部分の補修が必要です。この工事だけはこの日までに間に合わず、来年1月いっぱいくらいかかる見込みです。それまでは、仮の補修をしていますが、エスカレーターの運転には影響がありませんので、安心してご利用ください。

 パレスサイドビルは20日に「震災対応訓練」を実施しました。毎日ビルディング社員のほか、1階西の「防災センター」、地下6階「中央監視室」の要員を含め、約50人が参加しました。

 大規模地震発生の際の初動対応を中心に、年3~4回、昼間、夜間など設定を替えて繰り返し取り組む訓練です。

 この日は午前10時開始。ただし、想定は11時間ほど遅い夜です。毎日ビルの社員がいない前提で、24時間常駐している防災セン・IMG_20171220_101217.jpgターの警備員、中央監視室の設備員だけで初動対応をするのが、訓練のポイントです。

 「震度6弱の地震発生」という想定で開始。防災センターに仮対策本部を設けて訓練スタート。「東側外壁が崩落の危険」「西3階でエレベーター閉じ込め」「東玄関ホールで転倒してけが人」「店舗で漏水」「食堂で火災」「オフィスの天井崩落」など、時間を追って、防災センターの対策本部に連絡が入り、発生事案をホワイトボードに書き出し、それぞれ対応を指示します=一番上の写真。例えば、東玄関のけが人対応では、人を乗せて搬送することまではしませんでしたが、係員が担架を現場(ビ・PC200020.jpgル受付の裏)まで持参しました=写真㊨。それぞれの「現場」には毎日ビル社員を配置し、対応の状況を確認しました。

 現場に出なかった毎日ビル社員は、想定では自宅などビル外にいる時間ですから、現場には駆けつけませんでしたが、初動対応として身体防護(机の下に隠れる)のほか、全社員に一斉のメールを送る「安否確認システム」の訓練として、実際にメールを全員に送り、スマホ・携帯で専用ホームページにアクセスまたは専用アプリを開いて、画面=写真㊧=の指示に従って、「自宅無事」「出社可」などの項目を入力して回答する訓練を行いました。

 パレスサイドビルでは、今後も訓練を重ね、より安心・安全なビルを目指していきます。

 パレスサイドビルの全テナントで組織する共同防火・防災管理協議会の秋の総合消防訓練が、このほど、ビル屋上などで実施されました。

 西口玄関前には、千代田区からお借りした地震の揺れを体感できる「地震体験車」(以前は「起震車」と言っていました)も来場し、震度7の揺れを味わいました=写真㊤

 訓練は、毎年春と秋の全国火災予防運動(今回は11月9~15日)に合わせて、年2回行う恒例イベントで、今回は11月17日(金)に実施。テナントやビル関係者ら95社・団体の総勢454人が参加しました。

 午後2時30分に「震●1IMG_20171117_150112.jpg度6強の地震が発生した」との想定の館内放送で訓練が始まりました。机の下に潜り込んで体を守る、揺れが収まったら火元の確認、緊急点検、被害状況の把握など初動措置。続いて、8階で火災が起きて延焼中として、避難勧告放送が流れ、非常階段などを使って、実際に地上に避難しました。

 この後、改めて屋上に集合して、用意した様々なメニューの中から、やってみたいと思うものにそれぞれチャレンジしていただきました。

 消防訓練と言えば放水。●2IMG_20171117_150733.jpg屋内消火栓を使った本格的な放水訓練=写真㊧㊤、消火器による初期消火訓練写真の2つのオプションがあり、中には両方に取り組む人もいました。●3IMG_20171117_150940.jpg

 また、三角巾などを使った応急手当の訓練、=写真㊨=、担架を持って重さを実感する訓練=写真㊨㊦=などにも、熱心に取り組んでいただきました。

 地震の揺れを体感する「地震体験車●4IMG_20171117_145942.jpg」は、この訓練の定番です。震度が徐々に上がっていき、震度5弱当たりは、まだ余裕ですが下の連続写真1枚目、震度6強になれば机などに、しがみつくしかありません2。震度7に達すると、油断すると吹き飛ばされかねない揺れで、老若男女を問わず、悲鳴とも歓声ともつかない叫び声があたりに響きました3枚目

 夕方という時間帯でもあり、ちょうど帰宅途中に通りがかった近くの高校の生徒も〝飛び入り〟で体験し、一段と高い声を上げていました。

 パレスサイドビルでは、引き続き安心安全なビルを目指し、今後も地道に訓練などに取り組んでいきます。

 皇居の紅葉を楽しめる「乾通りの一般公開」が122日始まりました。10日までの期間中、毎日午前10時~午後2時半に入場できます(これに合わせて、東御苑も、通常休みの月曜・金曜=4日と8日は臨時に開園)。初日は早朝から多くの人が行列を作ったことから、開門を30分はやめたそうです。(写真㊤2日の毎日新聞夕刊。毎日新聞のニュースサイトで、乾通り公開のグラフ特集もあります=https://mainichi.jp/graphs/20171202/hpj/00m/040/003000g/1)。

 4日昼前にビルの外に出てみましたが、前に公開され、天気が良かった日は乾門、あるいは北桔橋門などから出て紀伊国坂●IMG_20171204_121927トリ.jpgを竹橋方面に下る人が多く見られましたが、この日は天気が薄曇りで結構寒かったこともあり、ボチボチというところ。パレスサイドビルの飲食店街も、普段の月曜より、ちょっと多めかな、ぐらいの感じでした=写真㊧

 乾通りの公開は、天皇陛下が2013年12月に80歳の傘寿を迎えられたことを記念して2014年春のサクラのシーズンに第1回目が実施されました。評判が極めてよかったことから、同年12月初旬の紅葉の季節にも実施。2015年春はありませんでしたが、同年秋、2016年春もありました。その後、同年秋、2017年春は乾通りのメンテナンス(樹木更新)のために休止し、今回、1年半ぶりの再開となりました。今後も年2回、ずーっと実施される予定です。

 ちなみに、過去の入場者数は、2014年春(5日間)385060人、同年秋(同)349500人、2015年秋(同)202820人、2016年春(10日間)508010人。1日当たりにすると、4万~8万人弱という凄い数字です。

 公開ルートは皇居南東にある坂下門から入り、蓮池濠の西側を通って乾門を出る一方通行で、約750メートル。乾通りに植えられた数十本のイロハモミジトウカエデなどは、まさに見ごろだそうです。途中、蓮池濠と乾濠の境目の西桔橋から東御苑にそれ、北桔橋門などから出ることは可能ですが、東御苑に出たら戻ることはで●IMG_20171204_100614.jpgきません。

 毎日新聞は一般開放に合わせ、2日夕刊に挟み込む2頁(1枚の裏表)のカラー広告特集を発行しした=写真㊨。広告特集の下5段分にパレスサイドビルの広告が掲載されています=写真末尾。その広告にも書いていますが、パレスサイドビルは通常は閉館している日曜も、乾通り開放中は開館します。1階、地下1階には特別に営業する飲食店も多く、3日はさっそく多くの方に、紅葉を楽しんだその足でビルにお寄りいただきました。平日、土曜はもちろん、最終日の10日(日)まで、多くの方々のお越しをお待ちしています。

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