【2017年10月】のアーカイブ

 2020年東京オリンピック・パラリンピックまで、10月28日で1000日になり、パレスサイドビルでも、毎日新聞社による記念イベントが行われています。

 先週お伝えしたビルの南側に国際オリンピック委員会(IOC)加盟206カ国・地域の旗を掲げる「国旗デコレーション」に続き、リオデジャネイロ五輪の「オリンピック報道写真展」も始まっています。

 展示会場はパレスサイドビルの中央コンコースの1階・地下1階の吹く抜け部分。1階天井から、写真を印刷した5枚の大きな垂れ幕がつりさげられ=写真㊤、地・20171030_124313トリ.jpg下1階の通路中央部にはパネルに29枚の写真が展示されています=写真㊨

 垂れ幕は、真ん中に、2017年度の日本新聞協会賞に決まった「ボルトも驚がく」の大型写真(幅2メートル、高さ3メートル)、両脇に1.5×2メートルの垂れ幕をそれぞれ2枚を配しています。初の銀メダルを獲得したリオ五輪男子400メートルリレーの連続写真で、メインの写真はアンカーのケンブリッジ飛鳥選手の走りを、あのボルト選手が「信じられない」という表情でチラ見している瞬間をとらえた作品。他の4枚は、第1走者の山縣亮太選手、第2走者の飯塚翔太選書、第3走者桐生祥秀選手、さらにケンブリッジ選手のゴールの瞬間です。

 地下1階のパネルの方は、体操、バドミントン、テニス、卓球、レスリング、柔道、そしてパラリンピックの車いすバスケットやブラインドサッカーなど、リオの感動を思い出させてくれる写真が並んでいます。展示期間は11月11日まで。本来は休館する11月3日、5日も玄関を開けますので、写真展をご覧いただけます。写真展の開催時間は、平日10~21時、土日・祝日10~18時。入場はもちろん無料です。(11月3日、5日は原則として商店街の飲食店はお休みです)

 ビル南側の「国旗デコレーション」ですが、台風に備えて、29日に全部の旗を巻き上げました=写真㊦。こちらは、風の状況をみて、再び広げます。旗の掲示は11月5日まで。

 2020年東京オリンピック・パラリンピックまで、この10月28日で1000日になるのを記念したパレスサイドビルの「国旗デコレーション」(毎日新聞社主催)は、正式スタートの28日を前に、27日朝に作業化完了し、国際オリンピック委員会(IOC)加盟206カ国・地域のすべての旗が掲げられました。26日より、3階西側半分と2階一列の計51カ国・地域が増えました。

 本日は反対側の角度からの写真です。写真の左上の角が、オリンピック発祥の地、ギリシャです。その下がアフガニスタンで、あとは、縦にアルファベット順に並んでいます。オリンピック開会式の入場行進の順番ですね。そして、殿(しんがり)は開催国・日本ということで、写真㊤では右下になりますが、街路樹に隠れて見えません。

 ということで、末尾の写真は、昨日(26日)、24日に載せた写真と同じ角度の写真で、日の丸が右下にはっきり見えます。

 作業がどのように進んだかの記録が、毎日新聞の動画ニュースにあります。(https://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20171024/k00/00e/040/292000c

 主な作業はつぎのような具合です。

 旗の掲示期間は11月5日まで。

 また、パレスサイドビル内の中央コンコースの1階・地下1階の吹く抜け部分では、「オリンピック報道写真展」も10月28日~11月11日、開催されます。2017年度の日本新聞協会賞に決まった「ボルトも驚がく」の大型写真をはじめとする約50点が展示されます。

 2020年東京オリンピック・パラリンピックまで、この10月28日で1000日になるのを記念したパレスサイドビル南側の「国旗デコレーション」(毎日新聞社主催)は、28日のスタートに向け、日々、旗が増えていっています。

 掲示作業は夜間に行われていて、23日夜から始まり、24日朝に50、25日朝に105、そして26日朝には3~7階に計155カ国・地域の旗が掲げられました。よく晴れたこの日、青空に映えて、なかなかこれいですね。

 最終的に、2階~7階に、国際オリンピック委員会(IOC)加盟206カ国・地域の旗が掲げられます。

 掲示期間は11月5日まで。

 また、パレスサイドビル内の中央コンコースの1階・地下1階の吹く抜け部分では、「オリンピック報道写真展」も10月28日~11月11日、開催されます。2017年度の日本新聞協会賞に決まった「ボルトも驚がく」の大型写真をはじめとする約50点が展示されます。

 2020年東京オリンピック・パラリンピックまで、10月28日で1000日になります。これを記念し、五輪ムードを盛り上げようと、パレスサイドビルの南側窓のところに、「万国旗」が掲示されます。台風一過の23日夜から作業が始まり、24日朝に、まず第1陣として50カ国の旗が姿を現しました=写真㊤。下から見上げるとこんな感じ=写真㊨=で、窓の外側に、横210センチ、縦 140センチの布製の旗が紐で括りつけられています。20171024_122551.jpg

 毎日新聞社が1000日記念のイベントの一つ「国旗デコレーション」という企画です。ビル2階~7階に、国際オリンピック委員会(IOC)加盟206カ国・地域の旗を、一枚の漏れもなく掲げますよ。

 正式な掲示期間は「あと1000日」の10月28日から11月5日まで。28日のスタートに向け、夜間工事で日々、旗が増えていきます。

 また、パレスサイドビル内の中央コンコースの1階・地下1階の吹く抜け部分では、やはり1000日記念イベントとして、オリンピック報道写真展も開催され、2017年度の日本新聞協会賞に決まった「ボルトも驚がく」の大型写真をはじめとする約50点を展示します。こちらの期間は10月28日~11月11日。期間中、本来は休館する10月29日、11月3日、5日も玄関を開けますので、写真展をご覧いただけます。写真展の開催時間は、平日10~21時、土日・祝日10~18時)。入場はもちろん無料です。(10月29日、11月3日、5日は原則としてビル内の飲食店はお休みです)

 インターネットのポータルサイト、Yahoo!の「映像トピックス」という動画を集めたコーナーに、パレスサイドビルが登場しました。(URLはhttps://videotopics.yahoo.co.jp/video/vtps/133825●DSC_8030トリ小.jpg

 「映像トピックス」の「オリジナル動画」で「渋イイビル」という新シリーズが始まり、有楽町の「東京交通会館」とともにその第1号として、取り上げられています。

 画像の監修は、都市、建築、鉄道、町歩き、食べ歩きなどをテーマに執筆・編集活動を行う鈴木伸子さん。実は、ほぼ1年前に鈴木さんの著作『シブいビル 高度成長期生まれ・東京のビルガイド』=写真㊨=が出版されていて、この本がベースになっての、今回の動画企画ということです。

 画像を拝見してみましょう。エレベーターホール、夢の階段、西玄関アンブレラ(大庇)が次々にア映し出され、「かっこいい」「昭和の」「ビル遺産」の文字が次々に現れます=写真㊦。続いてタイトル=一番上の写真=が登場。

 〝前文〟が終わって、タイトルに続く空撮の後、〝本文〟です。4章構成で、まず、「2つのモダンな階段」として、①東玄関の大理石の階段と、②中央コンコースで1階・地下1階を結ぶ「夢の階段」を紹介。

 次に、③宇宙船みたいなエレベーターホールとして、独立して設置されている呼び出しボタンもアップで取り上げています。

 非常階段、東地下1階の階段下トイレの男女を隔てる大理石壁の丸いくり抜き窓、南面のアルミ鋳物製サン・ルーバーでつないだ後、――

 ④名物の屋上庭園では、「庭石」の説明も。

 動画の下には、きちんと、説明文も載せていただいています。題して「かつて「東洋一」とうたわれたオフィスビル」。ちなみに、「東洋一」というのは、半世紀前の1966年、ビル開館当時のキャッチコピーです。本文は次の通りです。

 皇居に面して建つ、1966年落成のオフィスビル。毎日新聞社が所有している。
著書「シブいビル 高度成長期生まれ・東京のビルガイド」でこのビルを取り上げた鈴木伸子氏は、「50年前にできたと思えない、いまだに新しさを感じさせるビル」と評する。

 東西に平行に並んだ直方体のビル2棟に「コア」と呼ばれる白い2つの円筒が配置されたデザイン。
 外壁には特注レンガが使われており、ミックスされた素材感も特色だ。
 「建築当初は『東洋一のオフィスビル』として観光バスも立ち寄る名所だったそうです」(鈴木氏)

 1999年、DOCOMOMOによる「日本の近代建築20選」に選出され、現在も建築関係者が見学に訪れるという。
皇居前の「モダニズム建築の傑作」を、鑑賞ポイントを参考に歩いてみてはいかがだろうか。

 Yahoo!は、この「渋イイビル」シリーズのコンセプトをPRする動画も作成しています=写真㊤の2枚。(URLはhttps://videotopics.yahoo.co.jp/video/vtps/135662

  戦後の高度経済成長期、急激に進んだ東京の都市開発で、個性的なビルが次々に生まれた。
1960~70年代ごろに建設されたこれらのビルが今、「シブい」「味わい深い」と再評価されつつある。・・・鈴木伸子氏は、これらのビルを「年を経て円熟味を増した、愛すべきシブい中高年男性」に例える。この動画では、昭和の面影を残すビルたちを「渋イイビル」と題し、その見どころをポイント別に紹介する。2020年の東京五輪開催を前に、再開発が進む東京。変わりゆく街のなかで、変わらず存在感をはなつビルの魅力を、今こそ発見してみよう。

 説明文には、このように書いて、観賞ポイントとして、①美しき職人仕事、②渋イイ名店、③レトロな近未来――を挙げています。

 動画は、いずれも約1分。結構短いというか、情報満載、よく短い中にこれだけ入れていただいたという感じですから、ちょっと、その分、せわしいです。先ず通しで見て、その後、もう一度、ところどころストップしながら、じっくり見ていただければと思います。

 いきなりの質問ですが、「パレスサイドビルは男か女か」の正解は最後に譲って、本の紹介から。パレスサイドビルを紹介していただいた本の紹介です。

 「東京モダン建築さんぽ」(エクスナレッジ、A5サイズ、207ページ、ソフトカバー、税抜き1800円)がこのほど刊行されました=写真㊤は表紙。著者は建築史家の倉方俊輔さんで、下村しのぶさんが写真を担当しています。ちなみに、同社から201311月に出された「世界に誇れる東京のビル100」(宮元健次著)でも紹介されています。

 オリンピックに向け、改めて注目される「昭和」という時代の〝臭い〟や〝空気〟を感じられるというのが、「東京モダン建築さんぽ」のコンセプトとか。先に刊行された「東京レトロ建築さんぽ」(戦前建てられた50件を紹介)と対を無題.jpgなすものですね。

 本書で取り上げているのは、高度成長期に生まれた、カッコイイ愛すべきビルやマンション48件。これを「丸の内・日比谷・新橋」「渋谷・目黒」など5つのエリアに分けて紹介。パレスサイドビルは「上野・皇居周辺エリア」(あまりそういう分類はされたことはありませんが)の8件のうち、トップバッターで6ページにわたって登場します。

 忘れるところでした。プロローグ「モダン建築への誘い」でも、全部で10枚使われている写真のうち、パレスサイドビルだけが、①コア(エレベーター塔)②アルミ鋳物製サン・ルーバーの写真2枚が使われています。パレスサイドビルが見栄えだけでなく機能の面でもモダン建築を代表することを裏付けていると自負しています。

 さて、パレスサイドビルが紹介されているのは120125ページです。まずコアのホールの見開き写真で、エレベーターの呼び出しボタンが独立して設置されていることを紹介。この取り上げ方は筆者や本の編集者の感性なんでしょうね=写真㊨㊤

 お次の見開きは東玄関の階段とケヤキの手摺、東地下1回階段下トイレの男女を隔てる大理石壁の丸いくり抜き窓、そして夢の階段など=写真㊨㊥

 最後の2ページはコアの外観、西玄関のアンブレラ(大庇)、サン・ルーバー、そして屋上庭園など=写真㊨㊦

 6ページという限られた紙面で、パレスサイドビルの特徴、魅力をきれいにまとめてくださっています。

 さて、最後に謎解きです。正解は「女性」です。答えは本書120ページ。アップで見ると「単純に格好いいクイーン・オブ・ビル」とあります=写真㊦。なぜクイーンか? それは書いてありませIMG_20170927_110314②.jpgん。著者の認定ということでしょう。確かに、白いコアなどは、女性的ということでしょうか。皆さんの見立てはいかがですか?

 パレスサイドビルは、地下鉄直結の地下2階から地下1階へ上がるエスカレーターの新設(更新)工事に着手しました。完了予定は12月24日で、工事の間、エスカレーターがストップするのに加え、脇の階段もせまくなり、通行の皆様には大変ご不便をおかけしますが、どうかご理解ください。

 今までのエスカレーターは25年前に設置したもので、1966年のビル開業から50年で2代目。古くなったので、新しいものに更新するのが今回の工事です。

 工事は大きく分けて、現在の設備の撤去、新しい設備の設置の2段階。9月29日夜、ビルの営業終了からエスカレーター全体を囲う作業を始め、10月2日の出勤時間帯には吹き抜けの天井までほぼ覆われたのは、ご覧になった通りです。●IMG_20171002_073655.jpg

 エスカレーターわきの階段にも、工事用の囲いが3分の1くらいはみ出し、歩きにくくなっています=写真㊨。通行する皆様には、けがなどないよう、十分にご注意ください。

 この後、工事は10月中旬から下旬にかけて、既存の設備を撤去します。続いて新設備を入れる準備に1カ月近くかかり、11月中旬から新設備を搬入・設置し、ちゃんと動くように諸々の調整なども行い、周囲を含めてきれいに仕上げて完成――という予定になっています。

 ちなみに、エスカレーターは、真下の駐車場の天井を一時壊し、下から入れるという大掛かりな作業になります。工事後、天井も再構築することになります。

 完成までの3カ月近く、工事へのご協力、よろしくお願い致します。

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