パレスサイドビルの全テナントで組織する共同防火・防災管理協議会の秋の総合消防訓練が、ビル屋上などで実施され、消火器や屋内消火栓で実際に放水する訓練などに取り組みました。特に消火器の訓練には、ガスで炎を出す「消せる君」を初めて東京消防庁からお借りして、実際に熱を感じながら水をかけ、本番さながらの臨場感を体験しました=写真㊤。
訓練は、毎年春と秋の全国火災予防運動(今回は11月9~15日)に合わせて、年2回行う恒例イベントで、今回は11月17日(木)に実施。テナントやビル関係者ら98社・団体の総勢約420人が参加しました。
まず午後2時30分に「震度6強の地震が発生した」との想定で訓練開始。いすの下に隠れるなど体を守る、揺れが収まったら火元の確認、緊急点検、被害状況の把握など初動措置訓練です。続いて、地下3階で火災が起きて延焼中として、避難勧告放送が流れ、非常階段などを使って、実際に地上に避難しました。
この後、改めて屋上に集合し、屋内消火栓を使った本格的な放水訓練=写真㊨㊤、麹町消防署員の指導による自動体外式除細動器(AED)を使った救命訓練=写真㊨㊦=、三角巾などによる応急救護訓練や担架を持って重さを実感する訓練など盛りだくさんの内容。みなさん、真剣な表情で取り組んでいました。
屋上の東エレベーターホールではカレーやチャーハンなどを参加者の皆さんに実際に試食していただくコーナーも開設=写真㊧。「非常食がこんなに美味しいとは思わなかった」と、驚いている方もいました。
また、西口玄関前には、地震の揺れを体感できる「起震車」も来場し、震度7の揺れを味わいました。
パレスサイドビルでは、安心安全なビルを目指し、今後も地道に訓練などに取り組んでいきます。