【2016年3月】のアーカイブ

 3月29日、パレスサイドビル西口玄関前で「出張献血」が実施されました。

 パレスサイドビルは春と秋の毎年2回、この献血に取り組んでいます。最近は毎回、2日間行うのが定着してきていて、来週月曜の4月4日にも実施します。

 29日は、ちょうど皇居・乾通りの開放が重なり、多くの来場が期待されましたが、気温はちょっと低めで、やや肌寒く、人出はもう一つ。肝心の乾通りの桜の開花も、このところの気温の低下で停滞気味で、29日満開という予想もあったものの、ちょっと遅れているようです。

 4月4日は、受付が午前中は10時~11時、午後は0時15分~4時。採血自体の所要時間は10分程度ですが、医師による問診等を含め、受付から終了まで30~40分かかります。

 なお、献血者には、ALT(GTP)、γ‐GTP、コレステロール、グリコアルブミンなどの15項目の検査結果が、後日、郵送で届きます(無料)。

 医療の高度化などに伴い、血液は慢性的に不足ぎみ。29日に行けなかった方は、ぜひ4日にご協力ください。一人でも多くの方のご来場を、お待ちしてます。

 献血バスが今年もパレスサイドビル西口玄関前を訪れます。恒例、「出張献血」の春の部は3月29日(火)と4月4日(月)の2日、実施されます。

 パレスサイドビルは春と秋の毎年2回、出張献血を実施しています(写真は2015年9月29日、ビル西玄関内の受付風景)。今回も、飛び石で2日行います。

 両日とも、受付は午前中が10時~11時、午後は0時15分~4時。採血自体の所要時間は10分程度ですが、医師による問診等を含め、受付から終了まで30~40分かかります。

 献血者には、ALT(GTP)、γ‐GTP、コレステロール、グリコアルブミンなどの15項目の検査結果が、後日、郵送で届きます(無料)。

 日赤は、献血する人に、最低4時間の睡眠が必要だとしています(睡眠不足で疲労が抜けず、献血終了後に一過性の血圧低下により気分が悪くなる場合があるため)。また、午前中に献血する人には朝食(軽食でも可)を摂ってきていただくよう、求めています。

 なお、「過去に輸血、臓器移植を受けた」「海外から帰国して4週間以内」「3日以内に出血を伴う歯科治療をした」などの人は献血できません。特に、エイズ感染の可能性がある人、検査目的の人は絶対に献血をしないよう、お願いします。

 服薬については、一定の治療薬を服用していると献血できない場合がありますが、例えば花粉症の薬は、原則としてセレスタミン等を除いて、当日服用していても献血できます(セレスタミン等ステロイドを含有する薬は服用中止後3日以上経過していれば採血可)。降圧剤については、最近制限が緩和され、2種類以上服用していてもOKになりました(心臓などの合併症がないこと、血圧がほぼ正常域にあることが必要)。このほか、一部を除く高脂血症治療薬、ビタミン薬(ビタミン薬による貧血治療中を除く)、ミネラル剤(鉄剤による貧血治療中を除く)、漢方薬(肝疾患、感冒、喘息などの治療目的を除く)など当日服薬しても献血可能なもの、高尿酸血症治療薬や睡眠薬など当日服用していなければ献血可能なものもあります。その他の疑問の点を含め、当日、ご相談ください。

 一人でも多くの方のご協力をお願いします。

 東京都心のサクラは、日本気象協会の予想通り321日、開花しました。平年より5日、昨年より2日早いそうです。先週後半から暖かくなって、開花が早まったようです。満開はらう州前半の見込みといいますが、今週後半はまた寒いようなので、どうなりますやら。

 開花とくれば、「千代田さくら祭り」、そして皇居の「乾通り開放」です。さくら祭りは325日(金)~4月3日(日)の10日間開催。これに合わせて乾通り開放は2年ぶりの復活で、期間は25日~31日。従来、5日間でしたが、今回は7日間という大サービスです。

 乾通り開放は、天皇陛下の傘寿(201312月)を記念して、20144月上旬、桜のピークに特別に開放されたのが始まりです=写真㊤。同年12月上旬、紅葉の季節にも公開。2015年春は見送られましたが、要望が強いことから、同年12月に再開されました。この時、今後も継続することが発表されました。ただし、今年春に実施した後、今年12月と来年春は、樹木の更新工事のために休止されるので、今年見逃すと次に乾通りのサクラを見られるのは2年後ということになります。

 開放は皇居南東にある坂下門から入り、蓮池濠の西側を通って乾門まで1キロほどの区間。南から北への一方通行のルートで、途中で東御苑にそれて北桔橋門、平川門、大手門などから出ることも可能です。乾通りの両側にはソメイヨシノや八重桜が計58本立ち並びます。

 パレスサイドビル北側面(高速道路側)の外装のお化粧直しが、今週、完了しました。きれいになったでしょ。ンッ、よくわからない? そうですね。なんか、真っ赤なペンキを塗り替えたよう工事前(下斜めから)150404小.jpgな、見た目の変化はあまりわからないでしょう。でも、傷んだところを修復し、塗装をし直すなど、手間はかかってます。

 2013年1月に南側面から着手してから3年がかりという、なかなかの大工事でした。この間、テナントの皆さん、ビル利用者のみなさんにはご不便をおかけしましたが、無事終えることができました。ご協力、有難うございました。

 今回の工事は、ガラスサッシや外壁金工事中全景150914小.jpg属の塗装、メンテナンスのための外部通路の防水および塗装などをまとめて行うという、大がかりな工事でした。足場を組んで=写真右㊤・20154、防護シートで覆い=写真㊨㊦・20159 、ガラス面には目隠しのための白い養生 シートを貼って作業を行いました。このため室内からの眺望、採光が遮られる時期がありました。

 南側は1年余りかDSC_7596○小.jpgけ、2014年3月に終えました。今回の北側は同年9月から工事を進めてきました。北側は、高速道路に近接する部分を含み、高速道路への落下物などを防止するため、あらかじめ落下防止用ネットを垂らすといった工夫が必要で、工期が長くなってしまいました。

 なお、足場を組んでいた関係で、1階西側の北出入口を出たところにある「喫煙コーナー」がせまくなり、愛煙家の皆さんにはご不自由をおかけしました。もう完全に元の状態に戻りましたので、所定の場所で吸っていただきますよう、お願いします=写真㊧㊤。特に、北出入口の脇(喫煙コーナーとの間)は運搬用車両がバックで付けて荷物の搬出・搬入を行う場所になっており、大変危険ですので、この付近での喫煙はしないよう、ご協力をお願いします。また、高速道路下は「千代田区道」で、千代田区禁煙条例により全面的に禁煙と定められています。路上喫煙DSC_7598○小.jpgは罰金の対象になりますので、併せて、ご注意ください(真㊧㊦写真㊧㊤赤丸の拡大)。

 パレスサイドビル1階の東正面玄関わき、フリースペースに、でっかいポスターがお目見えしました=写真㊤。5~6月公開の映画「64(ロクヨン)」の宣伝です。

 昭和天皇が1989年1月7日に亡くなったため、「昭和64年」はこの年の1月1~7日の7日間だけ(8日からは平成元年)。この昭和64年に発生した未解決の少女誘拐殺人事件、通称「ロクヨン」を巡るミステリー映画です。

 「半落ち」「クライマーズ・ハイ」など数々の話題作を生み出してきた横山秀夫さんの原作は、2012年「週刊文春ミステリーベスト10」の第1位、2013年「このミステリーがすごい!」の第1位などに輝き、2015年4月、NHKのテレビドラマ(5回)にもなりました。今回、これを映画化するもので、「怒涛の前編」「慟哭の後編」の2部作で、前編が5月7日、後編は6月11日封切りという「連続ロードショー公開」も話題です。

 映画のホームページによると、「日本映画界を代表する超豪華オールスターキャスト」と銘打つように、ポスターの通り多彩な顔ぶれにワクワクします。かつては刑事、現在は警務部の広報官として、「ロクヨン」に挑む主人公・三上義信に佐藤浩市さん▽その部下として奔走する広報室係長・諏訪に綾野剛さん▽諏訪と共に三上を支える広報室婦警・美雲に榮倉奈々さん▽広報室と対立する県警記者クラブを取りまとめる東洋新聞キャップ・秋川に瑛太さん▽「ロクヨン」事件被害者の父・雨宮芳男を永瀬正敏さん▽三上の刑事時代の上司で、かつて「ロクヨン」追尾班長も務めた捜査一課長・松岡勝俊に三浦友和さん。そのほか、夏川結衣さん、緒形直人さん、椎名桔平さん、奥田瑛二さん、仲村トオルさん、吉岡秀隆さんらベテランから若手まで主演級の俳優陣が、いずれも物語の重要な役柄として出演するとのこと。

 「ヘヴンズストーリー」(2010年)で「第61回ベルリン国際映画祭」国際批評家連盟賞を受賞するなど世界的にもその実力が評価されている鬼才・瀬々敬久監督がメガホンを握り、エンディングで流れる主題歌「風は止んだ」を担当したのは小田和正さんです。

 主人公・三上は、警察組織の中で生きる個人としての葛藤を背負いながら、広報官として常にマスコミからの外圧にも晒され、さらには父親として娘の家出失踪という家族の問題も抱える。そんな三上が、事件の真相に辿り着いた先に見たものとは――

 この映画に毎日新聞社も一枚かんでいるということで、今回の大ポスター掲示になりました。一部イベント期間中を除き、封切りまでポスターに並ぶスターの視線が通りかかる人に注がれる予定です。(上の写真は写りが悪いですね。、下がちゃんとしたポスターの写真です)

ポスター.jpg

 東日本大震災から5年、あす3.11のその日を前に、パレスサイドビルは10日、「総合消防訓練」をしました。ビルの全テナントで組織する「共同防火・防災管理協議会」が毎年、春と秋の全国火災予防運動の時期に合わせて実施しているものです。

 まず午後2時30分、東京地方に大きな揺れが直撃したとの想定で、「訓練・地震発生」の館内放送から始まりました。それぞれ机の下などにもぐって身の安全確保に続き、「地下1階東側飲食店舗で火災発生」、防災センターが消火器による初期消火を試みるも炎上、延焼しているとして、2時36分に避難勧告DSC_7574トリ小.jpgの非常放送が館内に流れ、地下1階~9階の各店舗・オフィスから、非常用避難階段などを使って実際に1階に"脱出"しました。

 この後は、屋上に集合して実技訓練です。最初に、自衛消防隊長(毎日ビルディング社長)以下、ビル内店舗、オフィス、ビル関係者ら511人の参加者全員が整列し、東日本大震災の犠牲者へ1分間の黙祷を捧げました=写真㊨㊤。

 続いて、屋内消火栓のホースを手にとって10メートルほど離れた的を狙ってDSC_7656トリ小.jpg水を噴射=一番上の写真、消火器を使った初期消火訓練(水を入れた消火器で実際に放水)=写真㊧㊤、AED(自動体外式除細動器)を使った心肺蘇生=写真㊧㊦=のほか煙体験ハウス(テント内に無害な煙を充満させて通り抜け)と、盛りだくさんのメニューの中から、参加者それぞれに挑戦し、午後3時DSC_7584トリ小.jpg25分に終了しました。

 この日は朝方の「最高気温は12度くらい(ほぼ平年並み)まで上がる」との予想に反して寒い一日。午後1時49分に8.5度を付けた後は下がる一方で、午後2時時点で7.8度、3時 も7.8度にとどまり、北寄りの風が寒い生憎の天候でしたが、参加者は皆さん、熱心に取り組んでいました。本当にご苦労様でした。

 パレスサイドビルを出て、しばらく江戸城(皇居)の田安門界隈をウロウロしています。

田安門から東側がご存知、千鳥ヶ淵です。西から北に向かっては牛ヶ淵で、その端が清水門です。上の写真は、上段が千鳥ヶ淵、下段が牛ヶ淵の、それぞれ㊧が夏、㊨が秋の様子です。(間もなく桜の季節ですが、それはまた改めて)

 この二つの「淵」に挟まれた格好の北の丸公園は、2015年10月13日の当ブログで紹介したように、英勝院(えいしょういん、1578~1642年、家康の側室)、天樹院(てんじゅいん、1597~1666年、2代将軍秀忠の長女千姫)、一位様(いちいさま、1555~1637年、家康の側室阿茶局=あちゃのつぼね)、徳川忠長(ただなが、1606~1634年、秀忠の三男、3代将軍家光の弟)らの屋敷があり、明暦の大火を経て田安家、清水家の屋敷になり、明治になると近衛師団の兵営が占めていました。北の丸公園は、1946(昭和21)年に東京特別都市計画によって皇居周辺の緑地として整備されることが決定され、旧近衛連隊等の多くの建物を撤去。1963年に森林公園として整備を開始し、1969年4月、昭和天皇の還暦を記念して開園、一般公開されました。それまで、火災や幕府の都合による屋敷の改易や戦争などで一帯の建物が次々と変わったのです。

 北の丸公園は、戦後に新たに造営された芝生や池、ヤマモミジ、ケヤキ、コナラ、クヌギなど、「里山」の木々や野鳥が好む実のなる木、花木などが数多く植えられた落葉樹林と、戦前から残る周縁部の常緑樹林などで構成され、開園から半世紀近い時を経て、ようやく皇居と一体になった森林公園としての自然環境が形作られる時期を迎えつつある若い森です。

 北の丸公園エリアの施設では公園開園に先立って、科学技術館が1964年4月、東京オリンピック柔道競技会場の日本武道館が10月に、それぞれオープン。近代美術館は新本館のほか、工芸館も1977年11月に旧近衛師団司令部庁舎を改修して開館しました。

 紀伊国坂を挟んで向かいの東御苑は宮内庁が管轄していて、開館時間が決まっていて夜間は入れないのに対し、北の丸公園は環境省管轄。清水門、田安門からも24時間出入り自由です。

 北の丸公園内の建物その他、いろいろについては、機会を見つけてボチボチ書いていきます。

 だいぶ暖かくなってきました。3日の予想最高気温は15度。そんな陽気に誘われてパレスサイドビルを出ると、東側の白山通りを挟んでお隣、丸紅本社の前庭に植えられているカワヅザクラの花が真っ盛りです=写真㊤

 早咲きの桜として有名なカワヅザクラは、早いところで1月から見られるといいます。気候がこんだけ暖かくなったり寒くなったりで、木も大変でしょうけど、このカワズザクラは2月からしっかり咲いています。開花したと思ったら、あっという間に散ってしまうソメイヨシノに比べ、1カ月ぐらい楽しめるのがカワヅザクラのいいところ。しばらDSC_7559小.jpgく、道行くサラリーマンやOLの目を楽しませてくれるはずです。

 毎年、この季節に必ず話題になるカワヅザクラは、今から60年前の1955年ごろ、静岡県河津町で偶然発見され、その後、増やされ、各地に植えられていきました。早咲きオオシマザクラ系とヒカンザクラ系の自然交配種と推定され、ソメイヨシノよりピンクが濃いのが特徴です。

 さて、例年、当ブログではパレスサイドビルを背にしたのような写真をメーンに載せていますが、今年はあえて、丸紅本社をバックにした写真をメーンにしました。白い壁によく映えますね。

 なんで、その写真かというと、丸紅本社が近々、建て替えるという話だからです。本年度内に都市計画決定が見込まれるという話もあります。このビル、1970年着工、72年完成で、今年で築44年。ビルとしてはまだ寿命じゃないとも思うのですが・・・。で、このカワズザクラはどうなるのでしょうか。

 いずれにせよ、この場所で咲くのは、今年が見納めでしょうから、まだ見ていない方、お見逃しなく。

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