【2016年2月19日】のアーカイブ

 日本大学理工学部建築学科建築史・建築論研究室の学生とOBの有志約80人が2月13日(土)、パレスサイドビルの見学に訪れました。

 同研究室は約60年余りの歴史をもち、建築界を中心として多数の卒業生を輩出。その卒業生が集うOB会では、その時代に話題となり、また建築史的に重要な建築物の見学会を開いているそうで、今回、「日本近代建築史の中でも非常に重要なパレスサイドビルをみたい」と申し入れがあり、ビルも快諾しました。

 指導の田所辰之助教授と大川三雄教授に率いられ、午後1時30分にに正面玄関に集合後、4班に分かれて屋上の景色に賞賛.jpg見学のスタート。約2時間にわたり、屋上=写真㊨=から地下3階の元毎日新聞の印刷工場(現在は㈱帆風の商業印刷工場)まで、じっくり見て回りました。

 大まかな見学のコースは、B1サービスヤード(ごみ集積場)→北側ファサード・操車場→西口玄関→B3帆風→B1コンコース・夢の階段→屋上といったところ。ちょうど、5階ではテナントの交代時期で、入居を待つガラ~ンとしたオフィススペースも見ることができ、皇居を目の前に臨む他にない絶景に感嘆の声が漏れていました=一番上の写真

 さすがの専門家集団ですから、"ならでは"の関心を寄せた個所がありました。いくつか紹介すると、▽北側の空調室外機置場▽2~4階のガラスブロック▽高速道路と建屋の接近部分▽西9階の鼻先通路の鳥よけ剣山――などでした。ウ~ン、結構、マニアックですね。

 もちろん、ビルの特徴であるファサード正面の雨樋、地下1階と1階を結ぶ吹き抜け部分の「夢の階段」、避難階段を収めるレンガのシャフト、白亜の丸いコア(エレベーター塔)、「アンブレラ」とも呼ばれる西玄関の大きな庇等など、じっくり堪能した様子でした。

竹橋ガイド

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