今朝も寒かった~ぁ。風がないのがせめてもの救い。とはいえ、歩いていると耳が冷たくなって、手袋した手で耳を覆って駅にたどり着きました。
先週の雪も、都心ではほぼ完全に姿を消しましたが、気温は今週、一段と下がり、都心の最低気温は25日に今冬一番の氷点下2.6度まで下がったのに続き、26日も午前5時19分に、前日に次ぐ氷点下1.3度を記録しました。平年より2度低いということです。
朝、皇居のお濠はどうなってるかと思って、大手町から歩いてみました。
ありました、ありました。氷。東京消防庁の角から内堀通りに出ましたが、気象庁前の信号を渡ると、目の前の大手濠はほぼ一面の氷です。8割方、凍っていたでしょうか。大手門方面にレンズを向けたのが写真㊧㊦。7時25分ごろ、和気清麻呂像のところまで来てパレスサイドビルを眺めると、写真㊤のような姿で、左側中ほどに水面がみえるほかは、バーっと全体的に凍って、寒々とした感じでした。
この寒さ、「北極振動」と偏西風の蛇行が重なったためとのこと。北極圏の寒気が集まったり放出されたりする「北極振動」という現象が近年、知られるようになりました。気圧が関係しているようですが、様々な要因が重なって起きるため、予測は難しいとか。いずれにせよ、寒気が吹き出しに転じると、南下して日本列島まで下りてくる、っていうことだそうです。これと、偏西風の蛇行が重なって、気温がありえないくらいの地域まで低くなったのが 沖縄の雪や長崎、鹿児島の積雪というわけです。本当に、びっくりポンの天気でした。
そう言えば、今冬はエルニーニョ現象のため暖冬と言われ、実際、正月までは暖かかったのですが、これを上回る寒気が流れ込んだようで、基本的にエルニーニョ=暖冬の傾向は変わらないという見立てが、気象のプロの皆さんの間では多いようです。
この寒さは、ひとまず26日まで。午後からは南の風に変わり、気温も9度くらいまで上がるという予報。27、28日はさらに気温が上がりそうとのことで、まずは、ヤレヤレです。(´-`;)