女性ファッション誌「SPUR(シュプール)」(集英社)の最新号(2016年2月号)にパレスサイドビルが登場です。㊤の写真のように、屋上庭園でモデルさんが妖艶な雰囲気を漂わせて佇(たたず)むショット。
SPURは女性向けファッション情報誌(毎月23日発売)。モード系雑誌に分類され、欧州名門ブランド、各シーズンのコレクションショー、最新トレンドアイテムに関する情報に強いのが特徴(Wikipediaより)だそうです。???
いずれにせよ、女性誌に当ビルが取り上げられるのは珍しいこと。
紙面を拝見しましょう。表紙=写真㊨=はこんな感じで、「美しい東京の建築と私」という特集=写真㊦=で取り上げられたわけです。特集の冒頭の文章を紹介しましょう。
20世紀のモダニズム建築は、それまでの歴史的な様式美の建築に対して、合理性に基づいたスタイルを模索するムーブメントから生まれた。
それは、新時代のスタンダードを作ろうという意思。
現代のファッションもまた、次なるスタンダードを求めている。
見慣れたものを超えて、未来へ踏み出すエネルギーこそモードの原動力。
東京のモダニズム建築を舞台に、モードの新しい挑戦が、動き出す。
なんとなく分かります。って言うか、そんな気がします。カッコいいですね。
ということで、東京文化会館(上野、1961年竣工)をはじめ、目黒区総合庁舎(1966年竣工)、土浦亀城邸(品川区、1935年竣工)、アンスティチュ・フランセ東京(新宿区、1951年竣工)、大学セミナーハウス(八王子市、1965年竣工)、草月会館(港区、1977年竣工)、原美術館(品川区、1938年竣工)に、同じモデルさんがさまざまなファッションで立つという趣向。全10ページの殿(しんがり)にパレスサイドビル(1966年竣工)が登場します。ブランドは「ALEXANDER McQUEEN」。
蛇足ですが、よくみると、スカートがシースルーです。(安心してください、〇〇てますよ)