NHKBSプレミアムの金曜午後9時放送中の
に、パレスサイドビルが取り上げられます。放送予定は10月30日。テーマは「首都高」です。
NHKのホームページ(http://www.nhk.or.jp/fudoki/)によると、番組のコンセプトは、次の通りです。
「日本人なら誰もが持っている懐かしい風景。長い歴史の中で培ってきた豊かな文化。来たる年の豊作や大漁を願って、神に祈りを捧げてきた日本人。それぞれの 土地に根づく風習・自然・建築・工芸・食文化などを丹念にたどっていくと、日本人が長年かけていかに深い文化を築いてきたかを実感することができます。・・・日本各地に残された美しい風土や祭り、暮らしや人々の営みを描く本格的な紀行ドキュメント番組です。」
今回は、大都会・東京の風土を象徴する道である首都高を取り上げ、人と物の流れを劇的に変えた道にまつわる人々の暮らしや眼差しから、東京の過去と未来を考える――とのこと。番組の中の項目では、「人間交差点~だれもが通り過ぎていくだけの首都高で生まれる一瞬の出会いを見届ける」ということで取り上げられるようです。
なるほど、「人間交差点」とは言い得て妙ですね。パレスサイドビルは首都高の間近に建ち、全面ガラス(5階以上)を通して高速を走る車と、ビルの住人が至近距離で顔を合わせ、表情まで伺えるほど。修学旅行のバスの生徒たちが手を振るといった一瞬の出会いが無数に生まれています。他に例を見ない首都高と"親密"なビルといえます。コンクリの壁がないビルの「透明感」からか、首都高を通行する車両へのアンケートでも、最もドライバーの印象に残るビルの一つになっているそうで、手前みそですが、取り上げられるべくして取り上げられる、ってことでしょうか。
こんなビルの様子を、ビルから眺めた首都高などの映像とともに伝えるということで、ディレクターさんが何度も訪れ、カメラクルーがビル事務室や屋上から首都高を撮影したほか、毎日ビルディング・羽田恒夫社長のインタビューも収録しました。
ビル北側は、ちょうど改修中で、毎日ビルディングの事務所も、足場に覆われていましたが、10月12日までに、事務所部分の工事は終了して足場も撤去、なんとか撮影に間に合いました。写真㊨は好天に恵まれた10月13日の屋上での撮影の様子です。
お時間のある方は、是非、ご覧ください。