【2014年11月】のアーカイブ

 東京は案外暖かですが、それでも少しずつ秋っぽさが増してきました。

 パレスサイドビルお向かいの皇居も、だいぶ色づいてきましたネ。この皇居で紅葉を楽しめる「乾通りの一般開放が」が123(水)~7(日)の5間、実施されます。普段は入れないエリアですよ。天皇陛下が昨年末に80歳の傘寿を迎えたことを記念したイベント。

 パレスザイドビルも、普段の日曜日は原則閉館していますが、127皇居一般公開案内図141203-7.jpg日曜日は特別に、土曜日と同じように開館します。ほとんどのレストランやカフェが営業する予定になっていますので、行き帰りに、ぜひお立ち寄りください。もちろん、36日は通常のように営業しています。

 宮内庁の発表によりますと、乾通りにはイロハモミジ45本やトウカエデ14本などが植えられているとのこと。一番の見ごろに開放しようと、宮内庁がギリギリまで木の様子を見極めたと言いますから、きっと素晴らしい紅葉が楽しめるはず。

 入門は午前10時~午後3時半(入門は2時半まで)。皇居南東にある坂下門から入り、蓮池濠の東側を通って乾門を出る一方通行のルートになります。途中で右側の東皇居一般公開140408.jpg御苑に入って北桔橋門や平川門などに抜けることは可能(㊨㊤の地図参照=宮内庁ホームページより)。入場無料。詳細は宮内庁ホームページ(http://www.kunaicho.go.jp/event/inui.html)かテレホンサービス(☎03・3284・6780)で確認できます。

 この開放は、春の桜の季節(4月4~8日)にも行われ、この時は5日間で実に38万5000人もの人が訪れ、皇居周辺に人があふれ返る盛況ぶりでした=写真㊧。今回も、きっとスゴイ事になるでしょう。

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 パレスサイドビル1階のファミリーマートで買った弁当に"異変"?!

 いや、そんなに大げさな話じゃありませんが、よくいただく「おむすび2ケ入」セットの包装が簡易になったのに気付きました。食品包装フィルム(いわゆるラップ)で全体を覆うのをやめて、ふたと容器のつなぎ目だけをフィルムで巻いて閉じる方式に変更されたんです。おむすびだけでなく、基本的にお弁当類はすべて切り替えるようです。

 9月16日から静岡県、神奈川県内の約200店舗でスタート、順次拡大して来年2月末までに全国の約1万店に広げるそうで、竹橋のお店では、私が気付いた限りで、今月になってからのように思います。

 これは省資源になるのはもちろんですが、全部切り替えると年間数億円のコスト削減にもなるといいますから、塵も積もれば・・・ですね。

ファミマ弁当1.jpg 工夫もされていて、樹脂製のフィルムで巻いて熱を加えてて閉じるということで、 たしかに容器のデコボコにフィットしています。写真㊧をみて、なんとなくわかりますか?

 また、フィルムには切り込みを入れてあって、ひねるだけで簡単に開けられるようにしているそうです。

 ちなみに、今回、併せて容器の色なども一部見直したそうで、それも含め、複数あった包装資材の購入先を親会社の伊藤忠商事グループに一本化。代わりに、伊藤忠グループが弁当の委託工場に、新しい包装をする包装機材(約12億円分)を無償で提供するんですって。どういう損得計算なのか、理解が及びませんが、ファミマも伊藤忠も弁当工場も幸せな「ウィンウィンの関係」ってことなんでしょう。

 まあ、無駄がなくなるのは結構なこと。ネット上でも話題になっていて、「すんげえな こういう改善発明する人、尊敬するわ」なんていう書き込みもあります。確かに、「変えました」と結果だけ聞けば「そうか~」で終わっちゃう話ですが、実際には、誰かが思いついてから、いろいろ社内に根回しし、関係業者を説得し、段取りを付け・・・と、いろんな人の動きがあって実現したはず。こういう「カイゼン」が世界に誇る日本企業の底力なのでしょうね。

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 パレスサイドビルに、今年も恒例のクリスマスツリーが地下1階の中央廊下吹き抜け部分にお目見えしました=写真㊤

 昨年より10日ほど早く、先週土曜(15日)未明に設置したツリーは、高さ6.2メートルのビッグサイズ。今年のテーマは、ズバリ、大ヒットした「アナと雪の女王」です。映画のイメージそのままの「アイスブルー」で全体を●DSC_3970.jpg統一しました。ツリーの台もアイスブルー、ツリーを飾るオーナメントも、あえてブルー系でまとめました。とってもク~ルでしょ!!

 1階と地下1階の廊下の各店前に天井には「Merry Christmas 2014」の白抜きの文字をあしらったフラッグを下げ、コンコース壁面、夢の階段側●DSC_3975.jpg面、東玄関受付=写真㊨㊤=は、透明感のあるアイスブルー&ホワイトのベールと、雪の結晶をかたどったオーナメントで飾りました。なかなかゴージャスな感じに仕上がっていませんか。

 大ツリーのほかに、東正面玄関わきの1階オープンスペースに高さ2.1メートルの中型クリスマスツリー=写真㊧、中央吹き抜けの東西の「夢の階段」1階左右に人の背丈ほどの小さなツリー=写真㊨㊦=も置き、ムードを盛り上げています。●DSC_3965.jpg

 余談ですが、前にアナ雪に柱がない氷の階段が出てくるシーン=写真㊦㊧=が、パレスサイドビルの「夢の階段」に似てるじゃん、って話を書きましたが、アイスブルー&ホワイトのベールで飾った「夢の階段」=写真㊦㊨は、一段と似ている気がしてきませんか?!

 

 来週末で11月も終わってすぐ12月。楽しいクリスマスや正月に向け、気分が日一日と盛り上がってきています。 近くにお越しの節は、是非、パレスサイドビルのツリーをご覧ください。

○DSC_3908トリ.jpg

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 久しぶりに浮世絵の続きを。

 江戸時代の回向院勧進相撲の谷風からそれたついでに、歌麿の話をもう少し。彼の美人画は数あれど、最も有名で、代表作の一つに数えられるのが「高名美人六家撰」で、1794~95(寛政6~7)年、一番脂の乗り切ったころの作品ということです。順番に、左上から難波屋おきたサン、辰巳路考サン、高島屋おひさサン、扇屋花扇サン、日之出屋後家サン、富本豊雛サンの6人を一人ずつ描いています。

 それぞれの絵の右肩には「判じ絵」。美人の名を絵で表●高名美人六家撰 判じ絵おきた.jpgしたものです。難波屋おきたサンの場合、㊨の写真のように、菜が二束と矢で「なにわや」、沖と田甫で「おきた」となり、辰巳路考サンは龍、蛇、舟をこぐ櫓、線香と言った具合です。江戸の浮世絵師は洒落気たっぷりで、こんなことでも人を驚かせて喜んだようです。

 11月4日の当ブログで、「当時三美人」として紹介したおきたサン、豊雛サン、おひさサンも、この「高名美人六家撰」では微妙に、または大幅に、絵の様相が異なります。

 幾多のおきたサンの絵柄のなかでも、この1枚は特にすぐれていると評される作品。茶碗を運ぶ目元や手つきに繊細な女性美が表現され、淡藍のひとえに黒繻子の幅広の帯と高く結い上げた娘島田から見事に流れるうなじの線と、全体の構図も申し分ありません。おひさサンも、度々浮世絵にその姿を描かれていますが、この絵は眉を剃り落とした女房姿です。豊雛サンはかぶり物で違った印象を与えます。

 これ以外の3人も紹介すると――

 花扇サンは扇屋の最高位の遊女で、当時非常に評判が高く人気がありました。手紙を綴る姿が、美貌と共に教養の高さを伺わせます。日の出屋後家サンだけは名前がありませんが、湯上がりの眉を落とした顔、露わになった白い腕など、しっとりした感じが印象的で、ちょっとエロチック。路考サンは深川の人気芸者で、髪に手を添える仕草が艶めかしいですね。

 この6人の女性の顔は、おそらく、歌麿が理想とする女性の顔でしょう。現実の女性がホントにこんな顔だったわけではないでしょうが、まあ、野暮なことは言いっこなしで、彼が感じた女性の美を味わいましょう。

 毎日新聞社もかつて、浮世絵の写真集を出したことがあるようで、先日紹介した「当時三美人」を収めたものもありました。ネットで検索すると古本が出てきます。

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 パレスサイドビルの全テナントで組織する共同防火・防災管理協議会の秋の総合消防訓練が11月12日(水)午後2時半からビルの屋上などで行われました。毎年春と秋の年2回実施しているもので、秋の運動期間(11月9日~15日)の一環という位置づけもあります。今回もテナント●DSC_3924トリ.jpgやビル関係者ら約570人という大勢の方に参加していただきました。

 訓練は震度6強の地震が発生したとの想定で始まり、机の下に隠れるなどの身体防御、非常放送、館内緊急点検、被害状況の把握などに続いて、地下3階で火災が起き、延焼中だとして、館内一斉の 避難勧告放送が流れ、非常階段などを使って地上へ避難。その後、屋上に集合して消火器、屋内消火栓による初期消火訓練=写真㊨㊤、麹町消防署員によ る(自動体外式除細動器)を使った応急救援=一番上の写真、煙体験=写真㊨㊦=など、盛りだくさんのメニューに、真剣な表情●DSC_3908トリ.jpgで取り組みました。●DSC_3897.jpg

 一角ではビル1、5、8階に置いているレスキューキットの展示も行い、日ごろ見慣れない道具類を興味深そうに件月する姿も見られました=写真㊧

 また、西口玄関前には、地震の揺れを体験できる起震車も例年通り千代田区役所から派遣され、震度7の揺れを体で感じました=写真㊦

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 11月8日は「鞴祭り」の日です。何の日かですって? 「鞴=ふいご」と読みます。私もビルに勤めるまで知りませんでした。鞴を用いる鍛冶(かじ)屋や鋳物師などが、その守護神をまつる神事です。ちなみに、11月8日と言うのは、陰暦です。

 パレスサイドビルも、毎年挙行しています。今年は8日が土曜だったので、1 日早く7日午後でした。ボイラーがあるエレベーター塔の上の部屋の一角に祭壇を設け、体長50センチもの大きな鯛のほか、野菜、果物、お神酒などをお供えし=写真㊤、ビル関係者、業務委託会社、協力会社のみなさんなど計約80人DSC_3863.jpgが参列し、玉串を奉奠して一年の無事と商売繁盛を祈念しました=写真㊨

 鞴は「吹子」ともいい、昔の金属の精鉄や加工には欠くことのできない送風機。金属を溶かすのに必要な高温を生み出すため、風を送り込みます。獣皮を縫い合わせた革袋などに始まり、次第に改良され、気密性の箱の中のピストンを往復させて風を送り出すものなどがあり、足で踏む大型のものは「踏鞴(たたら)」と呼ばれます。

 詳しいことはプロに頼るのが一番、ということで、日立金属さんのホームページを拝見したら、次のような記述があります。

 「我が国で記録に初めて現れる吹子は、『日本書紀』にある天羽鞴(あまのはぶき)という皮袋の吹子(皮吹子)です。これは真名鹿の皮を全剥(うつはぎ)にして作ったとされています。この皮吹子は、もともと中国から朝鮮半島を経由して日本に伝えられたと考えられています。中国では漢代の出土品に上から吊った皮吹子のレリーフが描かれており、後漢書には水排、すなわち水車に連動する吹子で鉄を得て、農具を作ったこと が書かれています。」

 同じホームページに、鞴を動かすのは相当の重労働だったため次第に人手不足になり、中国では後漢時代に水車動力が使われるようになったのに、日本では、何故か江戸時代末期にようやく導入されたとして、「約1900年も遅れたのは何故でしょうか」と書いています。ホント、どうしてなんでしょう。

 この疑問はさておき、鞴祭りは元々、鞴を使う職人が、稲荷神社に詣でて鞴を清めて祝う行事でしたが、やがて、鍛冶屋や鋳物師だけでなく火を扱う商売に広がり、現代ではボイラーなどのあるところでも安全祈願の年中行事として行われるようになったということです(例えばお風呂屋さん)。ただし、最近はビルでも、行事を行わないところが増えたそうです。

 鞴祭りのミカンを食べると風邪や麻疹(はしか)にかからないと言われ、昔は神社の門前で近所の子どもたちに、餅とともにミカンが振舞われたそうです。パレスサイドビルでも、参列者にミカンをお配りしました。

 どうか、この1年、健康に、安全に、過ごせますように。

写真㊦はボイラー室での鞴祭りの全景パノラマ写真)