大手旅行代理店JTB系列が発行する「ノジュール」という雑誌の4月号に、パレスサイドビルが登場しています=写真㊤がそのページ、㊨㊦は表紙。
この雑誌は「50代からの旅と暮らし発見マガジン」というコンセプト。その4月号の特集「東京~神田 タイムトラベル」で、コラムニストの泉麻人さんが「神宮外苑→代々木→北の丸 60年代の繁栄を振り返る」と題して、国立競技場を起点に建物を見て歩く企画記事があります。途中では飲食店に寄るのもお楽しみで、いくつかのお店も紹介されています。
パレスサイドビルは、今回の泉さんの「タイムトラベル」の最終目的地。神宮を回った後、渋谷から地下鉄で九段下へ。「北の丸公園の周辺は、昭和30~40年代に建設された名建築の宝庫」として、日本武道館、科学技術館、国立近代美術館(いずれも写真入りで紹介)を経て当ビルに到着します。「戦後のオフィスビルの最高傑作のひとつだ。凝りに凝った館内外のデザインに注目しよう」と紹介していただき、特に、地下1階へとつながる宙に浮いているような「夢の階段」=写真㊧㊦=について、「ステンレス線を組み合わせた網状の手すりが面白い。工業製品であるにもかかわらず、工芸品のような趣だ」と、最大級の賛辞をいただいています。
お約束の飲食店は地下1階の赤坂飯店。「名物の坦々麺は当ビルに多い新聞記者らに交じってササッとたいらげると、いっそうおいしく感じられるかもしれない」とのことです。ウ~ン、新聞記者と食べて美味しいかなぁ~。ま、それがギョーカイ人の感性なんででしょうか。