【2014年3月25日】のアーカイブ

さくらの人出.JPGさくらの標本木.JPG

 靖国神社(千代田区九段北)にある桜の開花標本木の前は、きょう25日のお昼、開花を待ちわびる人たちでいっぱいでした=写真㊨の2枚。2輪は間違いなく咲いています=メーン写真、撮影25日正午過ぎ。気象庁の基準では、標本木に5輪開花すれば「開花発表」ですから、明日あるいは早ければきょうの夕方でしょうか。東京都心の桜の開花予想日は、ウェザーマップ=3月25日、日本気象協会=3月28日、ウェザーニュース=3月27日でした。24日には名古屋、静岡も開花観測されましたから、東京もすぐそこです。

 ちなみに満開予想日は、ウェザーマップ=3月31日、日本気象協会=4月5日、ウェザーニュース=4月4日。今度の週末は見ごろでしょうが、雨だけが気になります。

 気象庁が、「気象の応用情報の業務は民間事業者に任せる」との理由で「開花予想」の発表を取り止め、民間事業者による開花予想だけになったのは2010年(平成22年)から。この年から、開花予想は民間の3業者(ウェザーニューズ、ウェザーマップ、日本気象協会)が提供することとなりました。もちろん気象庁もこれまでどおり、「桜の開花」と「桜の満開」の観測結果は公表しますが、予想は民間に任せたということです。

 そこで、民間3業者の予想の精度が注目されるのですが、地点によっては予想開花日がばらばらで、観桜イベントの主催者からは「どれを参考にすればいいのか」と戸惑いの声も聞こえます。「開花」の定義に差があることも理由の一つです。社によって「5、6輪咲く」と「1輪咲く」の違いがあります。「1輪」と「5、6輪」には1~2日程度の差があるといいます。また、観測地点も違います。「開花日を求める計算式なども異なる」(ウェザーニューズ)ためらしいのですが、3業者の予想を比べると、おおよそ①ウェザーマップ②日本気象協会③ウェザーニューズ――の順に予想開花日が早い傾向が見られるようです。

 パレスサイドビルも参加する「千代田さくら祭り」を開催する千代田区観光協会は気象庁予想を参考にイベントの日程などを決めていました。今は民間業者3社を「比較しながら日程を決めている」のですが、そうは言ってもチラシやパンフレット・冊子などを用意する関係上、いつまでも日程決定を延ばすわけにはいきません。悩ましい限りでしょう。

 ことしの「千代田さくら祭り」は、3月28日(金)に始まり、4月6日(日)までの日程です。たぶん、ちょうど良い見ごろの「さくら祭り」になりそうです。九段下→竹橋→神保町→淡路町→日本橋→丸の内、大手町→神保町→九段下を巡回する無料シャトルバス「さくら祭り号」も3月29、30日の土・日曜日の10~18時の間、約15分間隔で運行されます。シャトルバスは、パレスサイドビルの正面玄関からやや西側(タクシー乗り場後方)に臨時停留所「竹橋毎日新聞社前」が開設され、自由に乗降できます。パレスサイドビルは通常の日曜日は閉館ですが、30日は特別にオープン。地下1階、1階の16店舗も営業します。

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