有楽町で友人と飲みました。竹橋からは、地下鉄東西線、銀座線を乗り継いで銀座に出て歩くのが早くて安いんですけど、ちょっと面倒でもありますね。
そのJR有楽町駅西側のガード下が、えらくきれいんなっているのをご存知ですか? 前から聞いてて、記事(左下=1月31日「日経新聞」朝刊「首都圏経済ページ」)も見てたので、近くに行くたびに探したんですが、よくわかんなくて、過日、やっと確認できました=写真㊤。
場所は有楽町駅銀座口がある新幹線ガード下。駅から阪急の裏を経て晴海通り・数寄屋橋交差点の方へ抜ける歩道です。日経の記事によると、有楽町中央通り商店会やルミネ、JR東海などが資金を出し合い、数千万円をかけてアスファルトだった歩道を1000㎡にわたり多彩なブロックに舗装し直し、発光ダイオード(LED)照明を付けたとのこと。工事は昨年末に着工、1月中旬に完成しました。以前は古びて薄暗かったところで、「有楽町や銀座のにぎやかさとは対照的に、夜は人通りが少なかったという。このため商店会など民間が主導して改装を計画した」とあります。
ケチをつけるわけじゃありませんが、なんか、違和感があるんですよね。なんなんだろうと考えました。そう、「ガード下」のイメージの問題ですね。だって、㊨㊦の写真を思い浮かべるでしょ。あるいは、帝国ホテル辺りから新橋駅に向かうガード下の通路とか。そういう世界が、綺麗になっちゃったのかと思って探しても、見つからなかったんです。
LED化された場所は、駅前の歩道の上を、たまたま新幹線が走っているところってこと。これを「ガード下」って、言うのかなぁ。
まあ、街がきれいになること自体は、一般的には結構なこと。でも、ゆめゆめ、風情まで殺さないでほしいものです。