【2013年10月23日】のアーカイブ

 久しぶりに茨城県のアンテナショップ「茨城マルシェ」(ショップとレストラン)です。ちょっと前になりますが、竹橋のパレスサイドビルからの帰りがけに集まりがあって、一杯やりました。地下鉄などをちょっと乗り継いで最寄り駅の地下鉄銀座1丁目駅から1分、銀座駅から4~5分、JR有楽町駅から3分と、便利な立地です。

 ㊤の写真で、右の美人にお酒をついでもらってご満悦の手前左に顔半分だけ写っている人は茨城県知事の橋本昌さんです。注がれたお酒は「月の井」といいます。スマホに替える前の携帯で撮ったので、見辛くてすいません。

 今回は知事ではなくて、美人のお話。坂本敬子さん。プロフィールは「1961年茨城県生まれ。大学を卒業後、就職。85年、坂本和彦氏と結婚。......2004年2月、和彦氏死去により、株式会社月の井酒造店=大洗町=の代表取締役となる」といった感じですが、有機認定された酒造りなど夫のやり残した夢を実現しているすごい女性です。

 彼女は酒造りには全くの素人でした。結婚後も店のレジ打ちや観光客を蔵に案内する和の月.jpg程度でしたが、和彦さんががんに倒れ、余命半年と宣告されます。夫の有機の酒への思いを知って、酒のことが何もわからないまま、夫が生きた証しとして有機の純米酒「和(な)の月」=写真㊨=を造り上げました。有機を名乗るには、有機米を使うだけでなく、薬品、洗剤、ビニール製品は使用しないなどという細かい規定をクリアーし、認定機関に認められる必要があるのですから、どんなに大変だったことか。

 そんな苦労や和彦さんの闘病生活、家族への思いなどを綴った「さいごの約束」(文芸春秋刊)を出版、2006年春に「ヒューマンドラマスペシャル」としてテレビドラマにもなりました(関西テレビ制作、主演は安田成美、夫役が舘ひろし)。

 家業として何代も先まで継いでいくことが使命と、常々語る桂子さんは、7代目に就いたとき、10年頑張ったら長男に後を任せようと思ったそうです。今年は9年目ですが、まだまだお若いし、エネルギッシュに飛び回っておられますから、代替わりするかどうかは別にして、彼女の元気がにわかに衰えるとは、とても思えません。

 「和の月」(720ml入り2415円)はじめ「月の井」(各種各サイズ)などは「茨城マルシェ」でも販売しています。お店のサイト(http://www.tsukinoi.co.jp/)からも購入できます。

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