パレスサイドビルはきょう6日午前10時から「震災対応訓練」を実施しました。5階毎日ビルディング事務室と1階防災センター、地下6階中央監視室を基点にしてビル館内全域で展開。毎日ビルディングの社員だけではなく業務委託をしている警備、設備管理、清掃会社のメンバーら合わせて約50人が参加し、45分間の訓練をしました。
「訓練地震発生!!」の大きな声を合図に10時ちょうどに訓練スタート。震度6弱の強さの地震が起きたという想定です。全館停電になりますが、自家発電機に自動で切り替わって電源を確保。訓練ですので仮想の自家発電切り替えですが、自動だけではなく手動での自家発電切り替えも手順確認します。
揺れが収まった10時2分には各部から次々と人員確認報告がなされて、と同時に社長を本部長とした「震災対策本部」が発足して第1号指示はガスの遮断をします。間髪を入れずに設備管理要員は予めのマニュアルと当日の指揮に沿ってビル内の点検に出発していきました。営業部も各階テナントの安否確認と駐車場内の点検に飛び出します。
さてそこから事故発生。10時05分~30分にかけて、▽エスカレーター急停止人身事故・けが人発生▽地下1階店舗部で火災警報器発報▽16号エレベーター内3人閉じ込め事故発生▽1階店舗・たな崩れ下敷き事故・けが人発生▽地下機械室シャフト漏水▽駐車場監視モニター落下▽1階テナント部火災警報器発報・火災覚知、消火器初期消火――と訓練担当者が次々に仮想事故を起こしていきます。
防災センターや中央監視室から緊急連絡と被害報告、対処の判断を仰ぐ電話が「震災対策本部」に入ってきて、息つく暇なく45分間の訓練をやり遂げました。
終了後の午前11時から全体の検討会、午後1時からは「震災対策本部」要員の会議で、来月の訓練に向けた課題確認とマニュアル補足をしました。
訓練を繰り返し、繰り返し、続けていく。「訓練で出来なかったことが本番で出来るはずはない」というのが手前味噌ながらパレスサイドビルの防災・震災対応訓練です。