【2013年2月21日】のアーカイブ

 本の街と言えば神保町。ですが、神楽坂(新宿区)も「本の街」なんでだそうです。ということで、これをPRしようというイベント「レ・ラ・ド・ビブリオテック(Les rats de bibliotheque)」が24日まで開かれています。約60店舗・施設でのワークショップや本にちなんだオリジナル商品の販売など。竹橋から東西線で飯田橋か神楽坂へ2、3駅。今週末までなので、急ぎご紹介。

 「レ・ラ・ド・ビブリオテック」とは「図書館のねずみ」という意味のフランス語で、日本語で言えば「本の虫」にあたるとか。神楽坂はネコが多いことでも有名だからか、イベントのサブタイトルは「猫も歩けば本に中(あた)る」。

 神楽坂は夏目漱石や尾崎紅葉らが居住し、数多くの小説の舞台にもなるなど文豪と馴染みの深い街。出版社や印刷会社、編集プロダクションなども集まっています。でも、「花街」として有名過ぎるためか、「本の街」というイメージが認知されていないので、アピールしようってわけです。

 イベント参加店などを探すのは、写真㊤(イベントポスター)と同仕様の本を開いた形を縁取った共通用紙の右半分に、「本との関わり」を書き入れ、店頭に掲示するだけ。「ゆっくり本が読めるカフェ」ってな具合。これが目印です。

 主な企画は、革のブックカバー販売~京極夏彦の文庫本用ブックカバーあります(筑土八幡町の鮎藤革包堂)太宰治「斜陽」の初版などを手掛けた装丁画家・岡村夫二(ふじ)の装丁・原画展(3月3日まで、矢来町の光鱗亭ギャラリー)「猫と読書」 文庫本カバー販売(津久戸町のココットカフェ)神楽坂をお題にした古本市(横寺町のうす沢)小説の主人公が好みそうなカクテルをつくってもらおう(神楽坂3のバー六角堂)池波正太郎や向田邦子の本に出てきた料理を一部再現して提供する池波正太郎を喰らう(白銀町の旬菜料理 恒)校閲業務を紹介する校正とはなんぞや展(学校の作文やブログの記事など身近な文章の無料校正ほか=22日まで、矢来町の鴎来堂)アンティークの本、立ち読みできます(津久戸町のRoberts)、読書家で知られるオーナーの蔵書をオリジナルの紙製ブックカバーに包ね覆面古本プレゼント(箪笥町のキイトス茶房)など、それぞれ趣向を凝らしています。

 23日16~18時には、本に名刺を挟んで交換する「ブクブク交換会」が日本出版クラブ会館(袋町6番地)であります(e-hon主催、要予約=http://www1.e-hon.ne.jp/content/event_info.html#event03)。

 各企画の開催日、時間はまちまちなので、確認してくださいね。イベント全体の問い合わせ先は和食器の「うす沢」(03・5228・6758)へ。公式Facebook(https://www.facebook.com/Lesratsde?ref=stream)もあります。

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