東京・竹橋のパレスサイドビルに入居するテナントの皆さんたちとビル関係者や、テナント同士の絆を深めていこうと「パレスサイドビル賀詞交歓会」がこのほど、同ビル地下1階の毎日ホールで開かれました。
テナントの皆さんとビル関係者の間では個々に交流はあったものの、一堂に会しての新年の催しは初めて。大震災などいざという時にはお互いに助け合っていこうという機運も高まっており、パレスサイドビルを管理する毎日ビルディングの呼びかけで開催となりました。
交歓会は、第1部が岸井成格毎日新聞社主筆の「政治・日本と世界」と題した講演=写真、第2部が懇親会という構成で、テナントやビル関係者ら約100人が参加しました。
講演では岸井主筆はまず、60年に1度の癸巳(みずのとみ)の年に当たる今年は、"蛇の脱皮"に象徴されるような変革・大変な年になる可能性があると、120年前、60年前の日本、世界の政治情勢などを引合いに出して説明。北朝鮮のミサイル発射問題や尖閣諸島問題など現在の国際情勢を解説した後、毎日新聞政治部記者として取材した経験から、昨年の総選挙での自民党大勝利の要因の一つといわれる衆議院の小選挙区制度になったいきさつや、約40年前の日中国交回復、尖閣列島問題の扱いなどについて、当時の田中角栄内閣と中国側との交渉過程の裏話などを披露し、聴いていた人たちの大きな関心を呼びました。
続いて行われた懇親会では、三島誠毎日ビルディング社長の挨拶と乾杯の発声の後、会場を回る岸井主筆を交えて、名刺交換をしたり、会社や自己紹介をするなどして、お互いの会話も大きく弾んでいました。今年1月にビルに入居したばかりの日本錬水株式会社の町田真哉社長らからあいさつがあり、会がさらに盛り上がる中、最後は岸井主筆と会場にいた人たちとの「お楽しみじゃんけん大会」。勝ち残った人たちは3万円分の旅行券やディズニーリゾートのペアチケットをゲットして大喜びするなど、会場は終始、和気合いあいの雰囲気に包まれていました。