寒くなりましたね。鍋がおいしい季節です。ということで、東京・銀座1丁目の外堀通り沿いにオープンした茨城県の新しいアンテナショップ「茨城マルシェ」の続きの話はお鍋です。
レストランのディナー(17~23時)の自慢料理のひとつは、まるごと奥久慈しゃも鍋(単品1人3580円、コース5500円=2人から)、味噌仕立ての田舎風あんこう鍋(同2580円、4500円)=写真㊤、茨城マルシェのホームページより=とローズポーク豆乳鍋(同1980円、3500円)の3つの鍋。いずれも茨城名物やブランド食材を使ったものです。
あんこう鍋には東日本大震災にまつわるドラマがあります。
茨城マルシェのホームページ(http://ibarakimarche.com/)に、「震災から再起をかけた、誓いのあんこう鍋」という説明文が載っています。
水戸光圀が日の出の名勝地と称えた美しい海が広がる日立。3月11日、その海は豹変した。50年以上も続く鵜の島温泉旅館を営む原田実能さんは、押し寄せる津波からかろうじて逃れ、旅館が流されるさまをただ呆然と見ていることしかできなかった。......収まらない余震、広がる風評被害、建て直しの資金調達などの問題も重なり、再起への想いは日増しに薄らいでいく。そんな中、原田さんは津波に流されずに見つかった料理帳があることを思い出す。それは先代の館主が書き記した旅館の料理法をまとめたもの。......「もう一度、あんこう鍋を作ろう。あの鍋を毎年楽しみにして来るお客さまを再びお迎えするために」。鵜の島温泉旅館、再起へ。その熱い想いが込められた伝統のあんこう鍋が、ここ茨城マルシェで復活を果たす。
鵜の島温泉旅館(Facebook「https://www.facebook.com/unoshima.onsen.ryokan」)は、茨城県日立市中心街に近い東滑川町の大田尻海岸、まさに海の真ん前にあります。来年の再開を目指して頑張っているといいますから、銀座で一足早く、伝統の味を堪能できる!!ってことですね。けっこう濃厚な味噌仕立ての味に、はまる人ははまるでしょう=写真㊦、茨城マルシェのホームページより。
茨城マルシェはパレスサイドビルがある竹橋から地下鉄などをちょっと乗り継いで地下鉄銀座1丁目駅から1分、銀座駅から4~5分、JR有楽町駅から3分と、便利な立地です。