もともとは地理的な条件もあって交易が盛んな商業の町でしたが、明治時代中期から紡績業が栄えるとともに、児島地区、水島地区、玉島地区などで重工業が盛んになりました。倉敷紡績の創業者、大原孫三郎が画家の児島虎次郎に依頼した美術品の収集が、のちの大原美術館のもとになり、美観地区の中核の一つになっています。商業の町、工業の町だった倉敷は、いつの間にか観光の町、アートの町に変身していきました。
NHKの朝ドラ「カーネーション」の撮影が行われた美観地区では、世界でたった一つのマイ・キャンドルをつくったり、科学センターでプラネタリウムの星空にうっとりしたりと、若いカップルや家族連れにも楽しめるメニュー満載です。掘割のほとりに佇んでいると、「カーネーション」のヒロイン糸子の元気な声が聞こえてくるような気もします。
東京からの旅ということになると、神戸と組み合わせての新幹線旅行でもいいですし、四国の高松や松山と組み合わせて、行きは新幹線、帰りは飛行機というのもいいかもしれません。
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