橋のたもと、日本橋三越側の小公園にある「日本国道路元標」はいわば記念碑的な存在です。日本橋は江戸五街道の起点としての意味があり、ここからそれぞれの国に旅立ったり、ここを目指して江戸に上がってきたりしたものでした。
日本橋はいま、国道1号線(~大阪市)、4号線(~青森市)、6号線(~仙台市)、14号線(~千葉市)、15号線(~横浜市)、17号線(~新潟市)、20号線(~長野県塩尻市)の7国道の起点です。まさに「すべての道は日本橋から...」といっても過言ではないでしょう。
「日本国道路元標」の左右に里程表の石碑があります。「鹿児島まで1469㌔」と表記されています。日本列島の長さを感じさせられます。
小泉内閣時代に検討された日本橋の上の首都高速道路を地下化する話が最近になって再燃し、国土交通省で有識者による検討会議が今月になって開かれました。どういう結論になるか、財政難のこの時代、ちょっと現実味はありませんが、なにかと話題になる「お江戸日本橋」です。
パレスサイドビルから歩いていけば25分、竹橋から日本橋経由で銀座線三越前で下車すれば、すぐです。