【2012年3月】のアーカイブ

 毎日正午までは車が坂を下り、正午を過ぎると坂を登る、という逆転式一方通行。おそらく日本全国を探しても、たった一か所のはずなのが、通称「神楽坂通り」(正式には早稲田通りの一部)です。JR飯田橋駅西口の外堀通り交差点から毘沙門天(善国寺)前を登っていく坂道です。

 パレスサイドビルのある竹橋駅から地下鉄東西線で飯田橋駅か神楽坂駅で降りれば、すぐです。

 なぜ逆転式一方通行になったか諸説ありますが、最有力なのが田中角栄元首相の「ツルの一声」説です。一方通行にすることによって渋滞がなくなり、目白台の邸宅と国会の往復に便利だからそうしたという説です。いや違う、神楽坂にいい人がいて、そこから国会に通っていた、などという人もいます。

 実際にかなり狭い通りで、店舗に荷物を下ろす車がしょっちゅう駐車していることを考えると、対面交通は事実上不可能。午前と午後で、向かう方向で交通量に顕著な違いがあるため、角さんの(?)知恵は「さすが...」というべきなのかも知れません。

 いまシニア世代や若い女性に人気の神楽坂散策、お昼の12時に神楽坂通りの通行方向チェンジを観察するのも面白いかも知れません。

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パレスサイドビルの全テナントで組織する共同防火・防災管理協議会の春の総合消防訓練が3月29日(木)午後2時半からビルの屋上などで行われました。毎年春と秋の年二回実施しているもので、テナントやビル関係者ら約650人が参加。昨年、東日本大震災に見舞われたこともあり、全員が真剣な表情で訓練に取り組んでいました。

午後2時半に震度6強の地震が発生したとの想定で訓練が始まり、まず、初動措置訓練として非常放送、館内緊急点検、被害状況の把握などを行いました。続いて6階事務室で火災が起き、初期消火に取り組んでも火は消えず、延焼中であるということで、館内一斉の避難勧告放送が流れ、全員が階段や避難階段を使って地上へ避難しました。

その後、屋上で、消火器、屋内消火栓による初期消火訓練のほか、係員の説明を受けながらスコップ、バール、木槌などのレスキュー・キットを使ってオフィス家具等の転倒からの救出、揺れなどで変形したドアーの閉じ込めからの救出訓練などを行いました。レスキュー・キットは日頃あまり目にしない道具だったせいか、参加した人たちは興味深げに使ってみたり、説明を聞き入っていました。

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 東京・竹橋のパレスサイドビルのすぐ前の皇居東御苑の中に都道府県の木を植えた一画があります。1968(昭和43)年に同御苑が公開されることになり、各都道府県から寄贈された木を植えたものだそうです。今は茨城県の梅と大分県の梅(豊後梅)の花が咲き誇っています。

 都道府県の木の中で最も多いのが松。蝦夷松(北海道)、琉球松(沖縄県)など日本の北と南の道県が選定し、南部赤松(岩手県)、黒松(群馬県、島根県)、赤松(岡山県、山口県)など合計9道県の木が松です。その次に多いのが杉で、秋田杉(秋田県)、神宮杉(三重県)、北山杉(京都府)など6府県が選定しています。

で、ちょっと不思議に思えたのが、桜を選定した都道府県がないことです。「桜の開花」「桜前線北上」「桜が満開」など連日のように桜の便りが話題になっているのにです。よく調べてみると、都道府県の花ではソメイヨシノ(東京都)、枝垂桜(京都府)、八重桜(奈良県)など4都府県が「花」として選定していました。やはり「花は桜木、人は......」ですか。

ちなみに日本の花はだそうですが、菊を選定しているのは兵庫県(野路菊)だけです。国全体のシンボル的なものを選定する都道府県が少ないのは、自治体として国に遠慮があるからなのでしょうか。

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2012

27

3

黄門マルシェ

 先週、茨城県の「岩井将門まつり」の話で、茨城県のマスコット「ハッスル黄門」を紹介しました。気に入ったという都民の皆さん、茨城まで行かなくても手に入るんです。有楽町駅近くの茨城県のアンテナショップ「黄門マルシェ」(ホームページのアドレス「http://www.ibarakishop.com/」)=写真㊤。数寄屋橋交差点に近い銀座TSビル(旧銀座東芝ビル)1階にあります。竹橋のパレスサイドビルからも、地下鉄をちょっと乗り継いで最寄り駅の地下鉄銀座駅やJR有楽町駅からすぐです。ちなみに、日比谷から有楽町、東銀座にかけての一帯は各道県の「アンテナショップ銀座」。北海道、岩手、山形、群馬、石川、大分、熊本、鹿児島などのショップがありますよ。
  「黄門マルシェ」は「いばらき農園」というサブネームがついているように、新鮮野菜にフルーツ、納豆・梅干し・漬物に、アイス・ジャム、お菓子にスイーツ、牛・豚・鶏のブランド肉など茨城の「うまいもん」が中心。案外知られていませんが、茨城は北海道に次いで農業産出額が全国2位。ブランド力にやや欠けますが、例えば産出額日本一のメロンは夕張メロンほど有名ではありませんが、味はそん色ありません(茨城の農家には申し訳ありませんが、ブランド力が劣る分、かえって割安です)。
 さて、ハッスル黄門グッズ。ここで扱う主なものは、▽キーホルダーや根付ストラップ 各¥420▽携帯マスコットストラップ¥680▽縫いぐるみ(約20センチ)
¥2,000▽4本ボールペン600▽トートバック2,800▽笠間焼きのフィギュア¥1,200▽同ペーパーウェイト¥800▽小皿¥400等々。店の入り口に50センチ以上の大きな縫いぐるみが見えますが、これは非売品=写真㊦。
 東北3県ほどではありませんが、東日本大震災で茨城も大きな被害を受けました。特産品を買うのも被災地支援です。


 
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meijijosshi1.jpg卒業シーズン真っ盛り。東京・竹橋パレスサイドビル近くにある日本武道館では連日のように大きな大学の卒業式が行われています。

 26日は神田駿河台に本部がある明治大学。さすがマンモス大学の卒業式です。あの広い武道館でも1度に卒業生と父母ら関係者を収容しきれないらしく、午前と午後の2回に分けて行ったとか。式場周辺はダークスーツ姿の男子卒業生に対し、女子卒業生は振袖や袴姿がほとんど。チマチョゴリなどの民族衣装を着た留学生もいました。

 式が終わると、卒業生たちはサークルやゼミ、気の合う仲間たちと北の丸公園内の空地などに集まり、記念写真を撮りあったり、在校生らからそれぞれのやり方で祝福を受けるなどしていました。中でも目立ったのが、アメリカンフットボール部ロードランナーズの"別れの儀式"。紫色のユニフォームを着た在校生たちが大声で卒業生一人一人を呼び出しては、取り囲んで喜びの一斉ジャンプ。最後に胴上げをして卒業を祝うとともに別れを惜しんでいました。

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2012

23

3

将門まつり

  久し振りに平将門公にまつわるお話。PART7です。

パレスサイドビル界隈を離れて、今回は茨城県坂東市へ。将門公が朝廷に反旗を翻し本拠にしたのがここです。旧岩井市などが平成の大合併でくっついて誕生した市で、この地のお寺「延命院」に将門公の「胴塚」があります(市内に延命寺もあるのでお間違いなく)。940年、このあたりに最後の布陣をした将門公は、急に風向きが変わり、敵の矢を受けて倒れたとされます。首は京都に送られましたが、親族らが残された遺体を密かに葬ったのが、この胴塚と伝えられています。1975年には東京・大手町の将門(首)塚から「南無阿弥陀仏」の石塔婆が移設されました。ここにようやく首と胴体がつながったということでしょうか。

坂東市で毎年11月第2日曜に「岩井将門まつり」が催され、昨年は東京・神田明神から駆け付けた「将門太鼓」の響きのなか、総勢100人の勇壮な武者や雅なお姫様たちが歩行者天国を練り歩き、昨年は約4万人の観客が訪れたそうです。その日に毎年、「いわい将門ハーフマラソン」も行われ、昨年は約7000人が参加。写真は数年前のマラソン大会スタッフのキャップです。茨城県に勤務していた時、マラソン大会を毎日新聞社が後援している縁で入手しました。帽子に刺しゅうされているのは茨城県のマスコット「ハッスル黄門」がゴールを切る姿。眉毛がちょっと「ハ」の字になった " ゆるキャラ " が結構、イケてません?

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2012

22

3

三大朝市

先週、「三大△△」を書きましたが、たまたま先日、千葉の房総を訪ね、勝浦の朝市に行ったら「日本三大朝市」の一つだと聞いて、驚きました。安土桃山時代から400年超の歴史を誇り、70店が並びます。鮮魚をその場で三枚におろしてくれるほか、季節の新鮮な野菜もいっぱい。干物、佃煮も絶品。わらび餅山盛り200円を頬張りながら歩くと、幸せな気分を味わえます。

残る2つの朝市の第1は輪島朝市(石川県輪島市)。平安時代から1000年以上続き、並ぶ露店が100250軒。もう1つが宮川朝市(岐阜県高山市)で、江戸時代に始まり、今の場所は1953年からで、5070店が軒を連ねます。輪島と勝浦は海の幸も豊富。宮川は山なので、新鮮な野菜や果物中心といいます。

パレスサイドビルがある竹橋など都心から勝浦へは、JR東京駅発・外房線特急に乗れば1時間半、総武線快速で千葉に行って外房線に乗り換えても2時間余り。竹橋から地下鉄東西線で西船橋に出て、JR総武線-外房線と乗り継いでも2時間半ぐらいと、案外、近いです。

勝浦朝市は下本町と仲本町で月の前後半、半々で開催。いずれもJR勝浦駅から徒歩10分。市のホームページには「道に迷った場合は、道行く市民にお気軽におたずねください」とありました。これって、なかなかイイネッ!

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  パレスサイドビル(PSB)は、東西の2本の白い塔屋が特徴的です。首都高速道路を走行中にも、その塔屋ですぐにわかります。

 ビルに来たことのない人からよく「あの塔屋にはなにがあるの?」と聞かれます。

 「エレベーターと、トイレです」と答えると、驚かれる人も多いですね。

 さて、この写真、塔が3つに増えています。

 といっても、真ん中はもちろん東京スカイツリー(TST、高さ634㍍)。国立近代美術館の先の歩道橋(皇居東御苑北桔橋門と北の丸公園の間)の上から見ると、パレスサイドビルの向こうにスカイツリーの展望台から上が見えます。

 20世紀の名建築と21世紀のデジタルタワーのマッチング、いかがですか?

 皇居周辺散策の折に、ぜひ歩道橋に上がってみてください。

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 21日から阪神甲子園球場で第84回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)が始まります。今年は32校の出場校のうち花巻東(岩手)、光星学院(青森)など東北勢が4校出場します。中でも昨年の東日本大震災で大きな被害を受けた石巻工(宮城)が21世紀枠で出場し、阿部翔人主将が選手宣誓をするなど話題もいっぱいですね。

昨年の第83回大会では創志学園(岡山)の野山慎介主将が「私たちは16年前、阪神・淡路大震災の年に生まれました。今、東日本大震災で多くの尊い命が奪われています。私たちの心は悲しみでいっぱいです。(中略)私たちに今できること。それはこの大会を精いっぱい、元気を出して戦うこと。頑張ろう、日本!」などと宣誓をして、大きな感動を与えてくれたことは記憶の中に鮮明に残っています。

ご存じのとおり、昨年は開幕を12日後に控えた311日に震災が発生しました。津波、福島第1原発事故も起こる中で、主催者は開催か中止か、の厳しい選択を迫られました。主催者や出場予定だった東北高校(宮城)など関係者の8日間の苦闘をまとめたドキュメンタリー番組「開幕か中止か センバツ 苦悩の選択」が20日午前11時からNHK総合で放映されます。

NHKのスタッフは毎日新聞社の本社があるパレスサイドビル内でも取材、撮影を続けていました。ビルはドラマやCMだけでなく、ドキュメンタリー番組の舞台にもなっています。

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2012

16

3

三大△△

先日、「三大怨霊」の話を書きましたが、日本人(だけじゃないかもしれませんが)は「三大」など「三」が好きですね。個人的に、受験で覚えた「フランスの三大河川はセーロガン」(セーヌ、ロワール、ガロンヌ)なんていうのが、時々頭に浮かんだりして......。

竹橋のパレスサイドビルが向かい合う皇居=江戸城と言えば徳川御三家。芸能界にも御三家、新御三家、三人娘などいました。世代により思い浮かべる顔は違うでしょう。

地理でも習う日本三景、日本三名園のように"公認"されているものもありますが、多くの「三大△△、客観的な選考基準があるわけでも、公的に判定されるわけでもないので、異論もあるようです。「三大瀑布」は華厳滝(栃木)、那智滝(和歌山)、袋田滝(茨城)=写真=の3つで定着していますが、落差日本一の称名(しょうみょう)滝(富山)を推す声が一部にあるとか(地元だけ?)。「三大稲荷」は、総本社の伏見稲荷(京都)は別格として、豊川(愛知)が続き、3つめは祐徳(佐賀)や笠間(茨城)など各地のお稲荷さんが名乗りを上げています。言ったもの勝ちという気もします。

食べ物では「三大地鶏」が有名。比内鶏(秋田)と名古屋コーチン、さつま地鶏(鹿児島)が通説ですが、以前、住んでいた茨城県では「鹿児島じゃなくて奥久慈しゃも(茨城県大子町)」と聞きました。数年前、宮崎県知事が「みやざき地頭鶏(じとっこ)を『四大地鶏』に加えて欲しい」と訴えた、なんていうニュースもありました。産地はブランド確立に必死です。

語ればキリがありませんが、最後におなじみなのを。「日本三大がっかり観光地(スポット)」は札幌、高知、長崎の有名な建物や橋や坂という声が多いようですが、沖縄の某名所など諸説あるとか。有名な割に、思いの外、小ぢんまりしてるってことでしょうか。世界に目を向けると、「三大がっかり」は、シンガポールのマーライオン、コペンハーゲンの人魚姫像、そしてブリュッセルの小便小僧3つで決まりのようです。

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 だいぶ春めいてきました。

 東京駅丸の内側の地下1階、通称「D51広場」で一足早く、さくら祭りが開催されています。「復興への思いと元気を東北に届けよう」というもので、展示の前のテーブルで、激励メッセージをかけるようになっています。待ち合わせの若者や通りすがりのシニアが、自分の思いをメッセージにしています。「雪解けの頃、みちのくの温泉に行こうね」と話し合っているご夫婦もいました。

 津波がここまで来た、というところにさくらを植樹する運動も、岩手県や宮城県で行われつつあるようです。子孫に昨年の大津波の記憶を伝承しようというものです。昨年も4月中旬から5月にかけて、被災地に咲いたさくらがどれだけ人々の心を慰めたことか...。

 パレスサイドビルのある東西線竹橋駅から一駅、大手町で降りれば、すぐさくらが満開の「D51広場」です。

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ホワイトデーの3月14日、東京・竹橋のパレスサイドビル西口玄関で「患者のための400ml献血」が行われました。東京都赤十字血液センターによりますと、東日本大震災や、東京電力の原発事故の影響などで福島県沿岸部へはまったく献血バスを出せない状態が続き、東北地方では極端に輸血用血液が足りず、毎週東京から血液を送っているそうです。また、この時期はインフルエンザや風邪で体調を崩したり、花粉症対策などで薬を飲み、献血に適さない状態の人も多いため血液不足は深刻だといいます。

14日は、パレスサイドビル西口玄関前に日本赤十字社の献血バスが停まり、午前10時から西口玄関で受け付け開始。献血希望の人たちは西口玄関で手続きをしてバスに乗り込み、医師による問診やチェックを受けたあと、献血をしていきました。同センターは、パレスサイドビルでO型28人、A型24人、B型16人、AB型12人から献血を受けるのが目標といい、係の人たちは通り過ぎる人たちに献血を呼びかけていました。

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2012

13

3

震災対応訓練

東日本大震災から早くも1年が過ぎました。被災された方々には改めてお見舞い申し上げます。最近では4年以内に東京湾北部を震源としたマグニチュード7クラスの首都直下型地震の発生率が70%だとか、揺れは東京では震度7になる、といった研究の情報やニュースが流れています。おかげでデパートやスーパーでは相変わらず防災グッズがものすごく売れているとか。大地震に備えるにこしたことはありませんね。

パレスサイドビルでも13日にビル関係者による大地震を想定した震災対応訓練を実施しました。地震発生の合図で震災非常配備体制を発令し、各所・各設備等の緊急点検から対策本部の設置、地震によりビルの内線電話も携帯電話も使えないという想定でビルが保有する業務用無線機をフルに使っての連絡、壊れた個所の応急処置やけが人救出訓練、ビルに備蓄している非常食や毛布の確認などに、訓練参加者は何時にも増して真剣な表情で取り組んでいました。

終了後に開いた反省会では、訓練中に至らなかった点や改善すべき点などを出し合い、防災への備えをさらに充実させていくことになりました。

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  パレスサイドビルの目の前の皇居東御苑に「汐見坂」という坂があります。天守台から大手門、平川門方面に下ってくる坂道です。

 「大手町のビル群がなければ、ここから東京湾(江戸湾)が眺められたのか」と思って看板を見たら、汐見坂から見えた海は、日比谷入江となっています。もちろん東京湾は東京湾ですが、新橋付近を湾口にして北に伸び大手町付近まで達していたのが日比谷入江だそうです。皇居外苑に和田倉門があります。「和田」は「ワダ(海)」の意味で、海に面して倉庫があったところということになります。

 江戸時代の初期、1600年代に日比谷入江の埋め立て事業が「天下普請」として行われ、大手町周辺は大名屋敷になっていきます。

 首都直下型地震が4年以内に70%の確率で発生する、という試算もあります。震源地は東京湾北部とか...。東日本大震災と同じように津波が都心を襲うかも知れません。地下街や地下鉄の危険性も指摘されています。避難訓練を繰り返し行うことが大切だと思います。日比谷入江があった、ということは、東京駅、丸の内、大手町は、400年前はすべて海辺だったのです。津波が押し寄せてくる可能性は否定できません。

 「汐見坂」を下りながら、首都江戸の、いや東京の安寧を祈らずにはいられませんでした。

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2012

9

3

三大怨霊

平将門公のPART8です。
菅原道真、崇徳(すとく)天皇=絵=と合わせ日本の「三大怨霊」というそうです。将門公は竹橋のパレスサイドビルに近い将門(首)塚の祟りの伝説を前に紹介しました。学問の神様として有名な道真は、中流の公家に生まれながら右大臣にまで昇進しますが、嫉妬した藤原氏に謀られて大宰府に左遷されました。崇徳天皇(上皇)は鳥羽天皇(上皇)の第1皇子として即位しましたが、後に父に強制的に譲位させられ、鳥羽上皇の死後、保元の乱で平清盛に鎮圧されて讃岐に流され、憤死したと言われます。2人の死後、異変が相次いだため祟りと恐れられ、道真は太宰府天満宮(福岡県)や北野天満宮(京都市)に、崇徳上皇は白峯神宮(京都市) にまつられた次第です。
ネット上では3人の人選に異論もあるようです。「将門は乱を起こして、平定されただけ。早良親王こそ(三大怨霊に)ふさわしい」「道真は讒言によって左遷はされたものの、(引き続き)高官だった」などなど。なお、早良親王は桓武天皇の弟で、皇太子となったものの無実の罪を着せられ、流刑に処せられる途中、これも憤死したと伝えられます。3人と比べ、恨みの大きさでは遜色ありませんが、知名度がどんなものでしょうか。
ちなみに、崇徳天皇はNHKの大河ドラマ「平清盛」で、まさに鳥羽上皇に疎んじられている真っ最中ですね。清盛は、将門公を倒した平貞盛(将門公の従兄弟)の四男維衡の子孫が伊勢に移り住んだ「伊勢平氏」とされますから、将門は清盛の祖先であり、将門を討った張本人(貞盛)の子孫が清盛ということになります。将門公の怨念が崇徳天皇にも乗り移った、なんちゃって?!

 

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2012

8

3

フキノトウ

ノビル、山ウド、コゴミ、タラの芽......スーパーや八百屋の店頭に山菜が並ぶ季節になりました。天ぷらやさっと茹でて和え物などで食べるわけですが、独特の香りやほろ苦い味わいはまさに春を感じさせてくれます。苦味のある山菜は風邪の予防や美肌効果、老化防止にも効用があるといわれています。

季節感たっぷりの山菜の中で一番先に顔を出すのがフキノトウです。天ぷらだけでなく、みじん切りにして味噌炒めにしたり、おひたしやおすいものに入れても美味しいですね。ほろ苦さは食欲増進効果もあるそうです。

フキノトウはフキの花茎だということはご存じだと思いますが、雌雄の別があるのを知っていますか。雌の方は花が終わると、茎が高く伸びていわゆる「トウがたつ」状態になります。そして白い綿毛の種が風で飛ばされて散っていきます。雄は用が済むとそのまましぼんでしまうそうです。

これから、山菜採りに山や野に出かける方もいらっしゃると思いますが、都心の真ん中、東京・竹橋のパレスサイドビルのすぐ南側の皇居・東御苑でフキノトウを見つけました。まさに旬。スーパーなどで並んでいるのとそんなに変わらない状態で、山菜ファンにとってよだれが出そうな感じで育っています。場所が場所だけに、まさか摘んでいこうという不心得者はいないと思いますが、詳しい場所は言えません。

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  鉄路で世界最高地点を走っているのが、中国チベットの青蔵鉄道です。2006年にチベットの首都ラサと青海省の西寧の1956㎞を結んで開通しました。「青」は青海省の青、「蔵」はチベットの別称西蔵から取っています。最高高度は唐古拉峠の5072mです。

 北京西駅を2009分に発車した列車は翌々日の1600分にラサ駅に到着します。43時間51分、3703㎞の長旅です。上海からはもっと大変です。1928分に発車してラサにつくのが翌々日の1915分。47時間47分、4373㎞走り続けます。

 機関車はアメリカのゼネラル・エレクトリック(GE)製、客車は高度の高い所を走るため気密性を重視して、カナダの航空機メーカー、ボンバルディア製です。言うなればチベット高原をひた走る航空機、ということになります。

 本当に「ひた走る」という以外に表現のしようがないくらいひた走ります。2時間くらい居眠りをして目が覚めても、景色は同じです。緑の草原に湖、はるかかなたに雪をいただいた崑崙(こんろん)山脈が眺められます。運が良ければチベットカモシカが線路わきにいたりします。

 毎日新聞社(本社・パレスサイドビル)も30年くらい前にチベット展を開催したことがあります。曼荼羅の展示やラマ僧の読経などが中心だったと記憶しています。そのころはチベットなんて冒険家か、チベット仏教研究者など限られた人たちの世界だったわけですが、青蔵鉄道の開通がチベットを私たちにぐっと近づけてくれました。

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2012

6

3

帝都物語

平将門公PART7は「帝都物語」です。将門公の怨霊を目覚めさせ帝都破壊を目論む魔人・加藤保憲都と、その野望に立ち向かう人々との攻防を描く荒俣宏さんの小説(1985年から刊行)は、映画(実相寺昭雄監督、1988年)やアニメ、漫画にもなりました。パレスサイドビルに近い将門(首)塚が、怨霊の中心という設定です。そういえば、前回紹介した「北斗七星」の謎解き本「平将門は神になれたか」の帯に、荒俣さんが「帝都には無数の魔術が仕かけられている・・・」と推薦文を寄せていましたっけ。
で、映画「帝都物語」ですが、渋沢栄一、寺田寅彦、幸田露伴、泉鏡花ら歴史上の人物が続々と出てきて賑やかでした。何といっても加藤役の嶋田久作さん、怖かったですね=写真㊦、YouTubeから。(ちなみに嶋田さんのブログ「http://9saku.blog102.fc2.com/」の愛猫を頭に載せた写真がコワカワイイ=怖くて可愛い!!) 
帝都を破壊せんとする加藤が将門公の怨霊復活なら、これに対峙する辰宮洋一郎(石田純一さん)が将門公の末裔というストーリは、朝敵として討たれながら、江戸の守護神として恐れられ、また崇拝される将門公の「二面性」が見事に込められたものと、感心します。
映画には東洋初のロボットとされる「學天則(がくてんそく)」が出てきて、加藤との闘いに一役買いますが、學天則も実在し、1928(昭和3)年、昭和天皇即位を記念した京都大博覧会に大阪毎日新聞社(現在の毎日新聞社)が出品しました。映画にも博覧会シーン(上の写真、画面中央やや右に金色の學天則=YouTubeから)があり、ロボットの製作者である西村真琴(毎日新聞論説委員)を、二男の西村晃さんが演じて話題になりました。大阪市立科学館には2008年に復元された學天則が展示されています。

 

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  パレスサイドビルなど数々の名建築を設計し、昨年11月30日に亡くなった元日建設計名誉顧問・林昌二さんを偲ぶ「林昌二さんの会」が3日(土)、同ビル9階のレストラン「アラスカ」で開かれました。

 林さんの若いころや、建築設計の仕事風景、完成したオフィスビルを前にしたスナップ写真、林さんが設計した代表作ともいえる三愛ドリームセンター、ポーラ五反田ビルなどのパネル写真が飾られた会場には、日建設計をはじめ建築関係者や親しかった大学教授らゆかりの人たち150人が参加。林さんの偉業を称えて冥福を祈るだけでなく、建築設計士としての林さんとは違う一面が紹介される挨拶もあり、参加した人たちは在りし日の林さんに思いを馳せ、悼んでいました。

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 東京・竹橋のパレスサイドビル屋上にある毎日神社の賽銭箱が浄財でいっぱいになっていました。縦11㎝、横18㎝、高さ11㎝の小さな箱ですが、近寄ってみると小銭に交じって千円札も見えます。管理している毎日新聞社によりますと、毎年1回賽銭箱の中を改めており、昨年7月に空にしたそうです。今回は約7か月間でいっぱいになったわけで、入っていたお金も7月までの1年分の2倍近かったとのことです。1セントコインも入っていたとか。

 毎日神社は126日のブログでも紹介したとおり1939年(昭和14年)、毎日新聞社機「ニッポン号」が世界一周大飛行への挑戦する際に安全祈願のために祀られたものです。「ニッポン号」は羽田(東京)から飛び立ち、東回りで途中、各国の主要都市を訪問しながら52860km、延べ194時間の飛行を終えて羽田に無事帰還しました。

幾多の困難を乗り越えてのゴールインです。「絶対に落ちない!」。これにあやかり受験にも御利益があると、1月26日のブログを読んだ受験生、就活生や関係者が祈願してお賽銭が増えた、という人もおります。屋上は平日午前1145分から午後2時まで開放です(雨など悪天候の場合は未開放)。"落ちない祈願"の神社に合格をお祈りしてはいかがですか?

 

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春の火災予防運動が始まりました。各地で様々なキャンペーンが展開されますが、東京・竹橋のパレスサイドビルでも正面玄関脇や西口玄関に「火災予防運動j実施中」という横幕や、化粧品のCMなどに出ているタレントのSHELLY(シェリー)さんが女性消防官に扮したポスターを掲出して火災予防をアピールしています。

ところで、このSHELLYさんは意外な資格を持っているそうです。「唎酒師(ききさけし)」。飲み手の好みや要望を察知し、日本酒とその楽しみを提供できるプロフェッショナルだそうです。お客にぴったりの日本酒を見つけ出してアドバイスをするだけでなく、日本酒と合う料理の組み合わせを提案したり、そのお酒に適した酒器を選ぶこともできる資格で、まさに日本酒のソムリエです。資格を認定している日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会によりますと日本には30,223人おり、4割が女性だそうです。

お酒に関してはこのほかに焼酎きき酒師、酒匠、日本酒学講師、ソムリエ、ビアアドバイザー、スピリッツアドバイザー、中国酒類鑑定士といった資格もあるようです。資格・検定ばやりですが、左党の人は挑戦してみてはいかがでしょうか。

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竹橋ガイド

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