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大正14年架橋の一ツ橋は「落ちません」

東京・竹橋のパレスサイドビル北側、日本橋川に架かる「一ツ橋」で、3月29日までの予定で、耐震工事が進められています。といっても目に付くのは看板が出ている程度で、これから足場を組んで橋の下での本格的な落橋防止の補強工事に入るそうです。

 この地区名の由来にもなった「一ツ橋」は、徳川家康が江戸城に入ったころに架かっていた丸太の一本橋から名づけられたそうです。8代将軍吉宗の子、宗尹(むねただ)が屋敷を与えられ「一ツ橋家」と名乗ったのもこの橋があったからです。

 現在の橋は関東大震災の復興事業として大正14(1925)年に完成したものです。両脇のアーチ部分は橋の基礎である橋台で、中央部分が鋼の桁橋になっており、桁橋両端の親柱の上部には「橋灯」がつき今では珍しいタイプ橋です。

 架橋以来87年。東京都の耐震化計画の一環として工事が行われますが、都建設局では「現在のままだと震度7の地震に見舞われたら『橋が落ちるかもしれない』ですが、完了後は『震度7でも落ちません』」と話しています。

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